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2009-08

2年目もまた。

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写真は撤去したトマト。

去年のトマトは病気の蔓延により収穫前にすべてがみずの泡となった。

その教訓は水のやり方や栽培時期、周囲の草を放置したことによる害虫の繁殖などがあげられる。

しかし、今年のトマト失敗の要因は単なる人的ミスが大部分を占める。本当に情けなくなる。

稲が去年より手間がかかっていたことと、畑に意識が向いていなかったことによる放置状態で病気の蔓延や害虫の繁殖が起きた。

野菜は手間をかけなければ収穫は望めない。

農業は他作業との兼ね合いを考慮しなければ植え付けだけでは時間も労力も諸経費も無駄にしてしまう。

はじめからすべて上手くいくはずもないのだが、今年こそはという思いのなか定植したトマトたちを思い返すと悔しい。

秋野菜

img_3612ナスの収穫が始まって初期は虫(ニジュウヤホシテントウ)の被害はなかったものの、だんだん田圃が忙しくなってきて手入れができなくなった一時期は虫によって食べられるようなナスは収穫できなかった。

しかし、周りの草を取り、わき目を剪定して2本仕立てに整枝したところ、それ以後の花からなった実は写真の通りきれいなものだ。

無理な作付けはすべてをダメにする、というよな格言ができそうだ。

img_3613通常7月に種を播くと聞いた春日ボウブラ。カボチャの1種で、通称ひょうたんかぼちゃ。

種を播く時期も、定植する時期も遅れたため、未だこの程度。

ブルーベリー灌水設備

ここ数日快晴が続いている。普段はあまり気にしないが、天気図をつけていると今日でもうすでに丸5日快晴続きだ。

洗濯物を干すには絶好の天気だが、作物にとっては5日間水分補給無しで乾いている。

そんな中、先日のブログでアップした受水槽から、ブルーベリー畑までのパイプの設置がようやく完了した。

ブルーベリーは厚くマルチをしているため、灌水をせずとも枯れることはないのだが、水を上からかけてやることで酸素の供給にもなるので生育は良くなることはもちろん考えられる。

品種によって生育に大きな差が出てきているブルーベリー。そこでこの日照りもあるし、灌水設備も整ったことだし、ということで生育の悪い品種から灌水していった。

3立米の水で灌水できた株は80株程度。約1時間もかかった。今年はとりあえず手灌水で灌水しようと思ったが、意外に時間がかかってしまう。株元までの配管を今冬の作業とする予定。

ナシやイチジクの果樹園では灌水設備は必須。勉強会で伺ったナシ園では井戸水だが国の補助のもと掘られているので課金制になっていてもともと安価なのだが、年間に水代が15万円もするらしい。

第4回有機農業技術総合研究大会

img_35868月22日に母校である東海大学阿蘇校舎(旧九州東海大学)にて行われた第4回有機農業技術総合研究大会に参加してきた。

主催:NPO法人有機農業技術会議

共催:くまもと有機農業推進ネットワーク

後援:農林水産省・東海大学・熊本県・JA熊本中央会・九州有機農業推進協議会

いろんな会があるが、NPO法人有機農業技術会議ははじめて知った。それぞれに会員制があるが、もうこれ以上会に参加しているとそれこそ本業がなんだったのか忘れてしまいそうだ。

今回の研究大会の基調講演を、環保研でおなじみの片野学教授にして頂いた。改めて思ったのが教授にしてこれほどスピリチュアルなことを言う人はいないだろうと思ったことだ。

スピリチュアルな話しもあったが、有機農業に対する考え方として紹介されたものを一つ抜粋したいと思う。

それは雑草の役割とは何か、である。

以前、自分も雑草に関してブログで触れたことがあったと思う。雑草という草は無いという校長先生の話しだったと思うが、今回はそうではなくて、雑草という位置づけにある草の役割といったところか。

その位置づけとは、野草とはことなり人間による撹乱のあるところに生育できる植物。つまり、トラクターで耕して裸地になった地に生える草、という位置づけだ。

このような状況で生えてくる草はもともと、氷河期後の地表面が土壌有機物を失い、不毛の裸地ができた当時に発生したと考えられるそうだ。

不毛の土壌を生物相豊な土壌に変えるために発生した植物が雑草であると。これを、地球が一つの生命体と捉え、氷河によってできた傷口を癒す地球の生命力とした説がガイア仮説、ということも紹介された。

この考え方からすれば、雑草は土壌を豊にした後(傷口を癒した後)は野草が生育していくため雑草は発生しないのではないかとしている。

このことは赤峰勝人さんが提唱する循環農法にも見て取れる。

自然の摂理を理解しようとしている人たちは、結果的に同じものを見ているようだ。

この自然の摂理と反するような耕すという農業のやり方。耕してもなおその土が生物相豊であるなら、野草は生えるが雑草は生えないとしている。そんな土の畑になればどんな植物でも健全に生育できるのではないかと思う。

夜の懇親会では有機農業の研究会らしく、各地の農家さんが作られた有機農産物での料理でもてなされた。

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植え間違い

aaa1今年も去年同様夢つくしを1/3程度とヒノヒカリを2/3程度で作付けをした、はずだった。

今思い返してみると、田植えを終えて余った苗を数えてみると、夢つくしは想定していたあまりを入れた数のほとんどを植え、逆にヒノヒカリは予定していたものより多い数の苗が余った。

田植え時に、苗を入れ間違えて配ったためだろう。だから、田圃の1列ずっとヒノヒカリの田圃に夢つくしが植わっている。

なぜこの時になってやっと気づいたのかという言うと、夢つくしとヒノヒカリは収穫時期が違い夢つくしだけが早いため、ヒノヒカリの中に夢つくしの穂が出ている。

農業資材を自分で作る

img_3566これは14日に紹介した光合成細菌を自前で培養したものだ。

先月号の現代農業にあった光合成細菌の培養方法を元に、自ら培養してみた。

元菌は山本商店さん(以前ぼかし工場として紹介した肥料屋)の光合成細菌(商品名:PSB)を200mlほど。

このPSBは10lで1万円以上する品だ。それを200mlなので元菌の原価は200円。

それに粉ミルク、クエン酸、海草の煮汁を少々加え、日のあたるところに放置。あとは毎日かき混ぜてやるだけ。

現代農業には15日ほどで赤くなり、光合成細菌独特のどぶくささがでるとあったが、1ヶ月以上かかった。

正直半分あきらめていたのだが、赤色を帯びだしてきたのは最後の3日程度だ。それまで、徐々に赤くはなってきていたが、急に色が変わった。

写真の容器は20lだが、この容量で今度は衣装ケースで試してみる予定だ。

作った光合成細菌はいろいろな植物に葉面散布、もしくは灌水時に1000倍で希釈し使用する。

1000倍希釈なので、相当量の溶液ができるが、田圃に流し込みする場合は水が多い分相当量の原液が必要になる。

このように市販されている農業資材だからといって、自分で作れないことはないものも多々ある。

ただ、今回作った光合成細菌が商品のPSBと同じだけの働きをするとは限らないのでなんともいえないのだが、自分で肥料なり作ることでまたそれらを使うときの目線が違ってくるだろう。

1Hz

img_3556先日の光合成最近に続き、同じような微生物資材をもう一つ。

光合成細菌の場合はどのような菌なのか調べればある程度はわかる。しかし、この1Hzという商品の中身はほぼ秘密。

好気性細菌・嫌気性細菌・?とだけ書いてあるが中身は無職、無味、無臭のまるで水だ。

販売元はNPO法人で水田や畑の生き物の環境をよくしようというコンセプトらしく、関東方面で使用者が多いようだ。

近くの農家さんが精力的に紹介してくれたので、試してみようと思った。

水稲の場合、年に2回アンケートに答えるのだが、全国のアンケート結果では水田環境はよくなったと感じた人は82%だったらしい。

この82%はすごいことだと思う。たしかに科学的に立証された数字には納得できるものもあるが、この場合対象が“環境”という良くなっているのか、悪くなっているのか測りにくいものだけに、個々人の感覚のほうがものをいうと思う。

だから自分の感覚で確かめてみようと思い、1枚の田圃で実験的に使用した。

夢つくし出穂

img_3554夢つくしが出穂した。予想していたよりも1週間早かったがよくよくカレンダーを見直してみると2,3日早いだけで、すべての出穂がそろう頃はちょうどよかった。

近くの農家さんより教えてもらったカメムシ対策、竹酢液の葉面散布は出穂前後に最低2回ということだった。

予想していた出穂は計算がもとよりずれていたため、もうすこし時間はあると余裕をかましていた。

明日、竹酢液の葉面散布をする予定。一見すると農薬の散布と見間違うが、竹炭を作るときに抽出される液を1000倍に希釈した液を散布していることをお間違えなく。

竹酢液はカメムシを殺すのではなく、遠ざける効果、そして稲のからだを丈夫にするという効果のために散布する。

光合成細菌の働き

img_3515中干しを終え最初に水を入れるとき、水口に光合成細菌とよばれる菌を水で薄めて少量ずつ流し込みをした。

光合成細菌とは簡単に言ってしまえば光合成をする菌で、田圃の中では硫化水素などの有害なガスを食べて分解してくれる他、いろいろな働きをするらしい。

その光合成細菌の流し込みをすべての田圃ではないが、実験的に行ってみた。この田圃では3時間で満水すると予想して光合成細菌を流しいれていたが結局5時間かかった。

光合成細菌の使い方としては灌水の他、葉面散布したりすることでまた違った効果があるようだ。試してみる価値は十分にある。

今年のような曇天続きは日照不足による生育不良が見られるが、光合成細菌を葉面散布することで生育不良を補うこともできるのではないかと思う。

中干し

img_3522田植えからおよそ1ヶ月経ったら、水をすべて抜き、地表面を乾かす「中干し」という過程がある。

日本全国ではどのように栽培指導されているかしらないが、ここ宗像ではほとんどの田圃が中干しをする。

中干しの意味とは、土に酸素を供給することや、水を抜くことで根が張るため、また未分解の有機物が分解されるときに出すガスを抜くため、などといわれているようだ。

しかし、全国の無農薬で栽培されている人には、普通作の人に比べて中干しをしない人が多い。

これらの人たちにも、一人ひとり意見が違う。つまり、自分のやり方を見つけなければいけないということか。

中干しをしない理由はというと、干さなくても根は十分に張ることができる。水を一度抜くと生態系ががらりと変化してしまう、などなど。

どちらかというと、自分も中干しは必要ないのではないかと思うようになっているのだが、今年は実験的に中干しをした田としなかった田に分けて栽培している。

写真は、中干しをした田圃で、土に溝をつけ水の流れをよくしてあるところの条間である。Vの字のように土が掘れている。

このための機械が溝堀機だが、後日写真をアップします。

完熟ニガウリ

img_3521ニガウリが熟すとこんな感じになる。熟すといっても収穫したニガウリを放置しておいても追熟するので、だいたいはこのようになる。

先日、母にあげた収穫してからちょっと時間が経ったニガウリを切ってみると、見た目はまだ青かったのだが、種が赤く熟していたらしく、びっくりしたらしい。

ニガウリが熟すとどうなるのかなどは普通に買って食べるだけだと知らないものだ。

ニガウリを作っているとわかるが、ニガウリは葉が茂って掻き分けて収穫するが、葉と実は同じ色なので見落としやすく、収穫されずに残ったニガウリは熟して黄色くなり、お尻からぱっかり割れて真っ赤な種が落ちる。

そうなるとニガウリの緑の壁に黄色の割れたニガウリと真っ赤な種が目に付いて、収穫し忘れていたのがすぐにわかる。

写真のニガウリは形がよいものを収穫せずに熟させて、色が付いた時点で収穫した。

この種を来年播く。

今のところ自家採取している種はこのニガウリくらいだ。将来的にはいろんな野菜の種を自家採取していきたい。

ブルーベリー生育中

img_3517最近ずっと稲にかかりっきりでブルーベリーと畑に手が回らない。

今、稲に手を抜くことはできないので仕方のない状態だと自分に言い聞かす。

そんな中、冬に植えつけたブルーベリーは順調な生育を見せている。

気がかりだったコガネムシの幼虫による被害はまだこれといってわからないが、もしかしたらすでに影響が出ているのかもしれない。

新葉の展開が遅いものから早いものまであり、全体的には順調のように見える。

しかし、1本ずつを見ていくと春先に伸びた新葉だけで、夏になってから伸びてきている芽がないものもいくつか見られる。

コガネムシに食べられているブルーベリーは、根がなくなってから枯れるため、よくよく注意して見ておかないと被害が最小限で抑えられない。

写真のブルーベリーは元の葉は緑が濃いが、夏に進展した芽は黄緑色が強い、

img_3508やっと夏らしい日になった7日、8日。

炎天下での田圃で全く日陰のない中、稲の葉の中からひょっこり顔を出す稗取りに田圃の中を右往左往した。

タニシもこの稗の幼葉を食べているのかもしれないが、食べられる前に大きくなった稗は稲よりも早く成長し、たわわに実らせる。

写真はまだかわいいものだが、この稗が群生しだすと傍から見て明らかに放置状態のように見える。

稗の株が大きくなると田圃から持ち出すのも大変になるのでなるべく早めに取っておいたほうがよい。

貯水タンク設置完了

img_3501工事日数6日。

やっと水が溜められるまでできた。水源は我が家にある使われていなかった井戸からポンプでくみ上げる。

井戸の水はくみ出せばくみ出すだけ水の流れができて回復が早くなるらしい。またきれいな水が出るようにもなると聞いた。

ほとんど使っていなかった井戸なので、今はまだ若干にごっていた。

現地検討会

先日、宗像市有機農業研究会の会員の田圃を見て周る現地検討会があった。

宗像市役所に集合し、マイクロバスで一つ一つの田を見て周る。

感想を一言でいうと、人が違えば稲も違う。もっと言えば毎年違う。

ということは、答えはないということなのか。

皆、それぞれ試行錯誤して、何十年と稲作をしてきているが、毎年稲の出来具合いは違う。

特に今年は梅雨明けが遅く、稲の一番生長する時期に曇天がずっと続き、日光が足らない、気温が足らないという悪天候に悩まされる年となった。はかなくも、自分の無農薬・無化学肥料の稲作り初年度にして。

いや、はかなくはない。むしろ、望むところだ。

このような天候の年のほうが、人によって作り方の違う田において、はっきりと生育差が出やすく、収量・味覚に大きなさを生む。

今からの時期は追肥の時期であり、人によっては病気や虫の防除の季節だ。

これらの選択は農家一人ひとりにかかっていて、一人ひとりすることが違う。このような年こそ、稲作りの上手い下手がわかるのかもしれない。

初めての自分においては、いろいろな方法における栽培実験をしたい。

それは、第一に中干し実施の有無。微生物資材やにがり、竹酢液等の葉面散布。いろいろ試して、このような年、このような稲には何が良いのかを1年に1回しかない稲作で、幾つもの経験を積むには幾つもの栽培実験をすべきだ。

稲作を60年しようとも、すべて同じように栽培した稲作だと60回しか稲を作らない。それに対して、毎年3つの試験をしてみるだけで、180回の稲作りをすることになる。これでどれだけの経験の差が生まれるのかということは明白だ。

1年で3年分の経験が詰める。しかし、言うのは容易い。だけど、言わないと始まらない。

img_3488写真は当研究会の会員でアイガモ農法を実践しておられる方のアイガモ。

すでにアイガモで稲作をしている人は4人いる。

ちょうど去年のこの検討会で初めて有機農業研究会に参加して、アイガモを見たが、その時は来年はアイガモをやってみたいと思ったが、いかんせんまだ1年目。ちょっと早すぎた。

ということは、来年はするのかというと、まだわからない。してみたいとは思っているのだが。

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