農協青年部、農協理事との意見交換会


img_6520急に冬がやって来たような寒さのなか台風が接近中というなんとも首をかしげてしまう今日この頃。

農業の情勢も5年、10年先がいったいどうなっているのだろうかと不安にならない時はない。

農協とは農家が運営していくもの、と農協側の方はたびたびおっしゃられる。しかし、農家側からよく聞くのは「農協のアホが・・・」と、何かにつけて不満のようだ。

今回の意見交換会は現むなかた農協青年部の部長さんが提案して実現した。

むなかた農協青年部には宗像支部と福津支部にわかれており、1時間の意見交換会の中で各支部2人づつ質問を投げかけた。

それに丁寧にお答え下さった理事の方々。しかし、私には抽象的すぎてわからなかった。

それもそうだと思う。質問の内容は農業者の高齢化と担い手不足。10年後に残る農業者の少なさと10年間で新しく入ってくる者はそれほど多くは見込めないこと。

どう考えても地域の農業を支えていけない状況になるのは明白だ。

それはもちろん理事だってわかっている。わかっているがなにをどうすれば確実に担い手が増えるのかなど、日本中どこを探しても確たる手段はないだろう。

1時間の意見交換会で話のネタがつきて白けてしまうことが一番悪いと想像していた部長さんだったが、理事からも積極的な発言が相次いだため時間は全く足らないような状況となった。

会の後、会議室から出ていかれる理事の一人が「頼もしいなぁ」っと漏らしていた。

青年部は将来の理事を育てるための組織でもあるようなもの、なのかもしれない。

将来は頼もしいかもしれないが、重要なのは今現在であろう。

と、自分もいつの間にか組合員側の意見になっている。