農業の分野に新しい雇用を生み出そうという取り組みがおこなわれている。モデルにある農家が映った。
夏は稲作、冬はレタスの専業農家。夫婦と母の3人で忙しいときは親戚などにパートとして手伝いに来てもらうという一家。年間の売り上げが1700万で手取りは700万円という。そのうち200万を従業員の給料にあてるとして、募集をしたが問い合わせは1件もないという。
賃金の低さや農業のイメージのためだろうか、と言われていたがはてどうなのだろうか。
雇い手が雇おうとしているところはまだ良い。多くは雇いたくても収益があがらないから雇えないという現状だろう。農家の収益を労働時間から時給に換算するといったいいくらになるのか。中にはサラリーの人でも残業手当がでないのは当たり前、なんていう友人・知人もいるが。
労働時間や仕事内容がきついといっているうちは農業の楽しさは見えない。農業は好きでないとできないとは、楽しく仕事をするにはという意味であり、嫌いでも農業はできる(そんな農家さんもなかにはいた)が、が続かないだろう。
一時的な雇用であるのならば、新しい雇用を創出することは難しくも不可能ではないだろうが、それは派遣社員と状況は変わらない。いつやめることになるかわからない。つまり、後継者にはならないだろう。