農業をゼロからはじめるのは難しいといわれる所以の一つは専用機械の多さではなかろうか。年に1度しか使わないなのに数十万円はする機械はざらだ。
写真は通称なのか、ハローという。代掻き専用のロータリー。通常のロータリーより横幅が広く、爪が短いのが特徴。厳密に言えば荒代掻きと植え代掻きの2回というのか。
たまにしか使わないことを想定して、着脱式の車輪を付けれるようになっている。
今年の仕事も無事終え、また来年まで倉庫の一番奥に入れられてしまう。
前々から思っていたことだが、我が家にある年に1回の機械を1つずつ紹介していけばそれなりのシリーズになって面白いなぁっと。
第一、これだけの機械があるのかと、知っていただけるだけでも意味がある。
農家の家は大きくてなんぼとは、ほとんどがそれらの収納だけで済んでいる。
使い終った機械をメンテナンスし、次に使用する機械と入れ替えるが倉庫の中ではパズルだ。
また、使えそうで使わない道具類はとりあえず取っておくのが、もったいない精神なのだろうが、度が過ぎるとただのゴミになってしまう。収納スペースを無駄に必要とするので、祖父が取っておいたものをずいぶん片付けた。
かといって何でもかんでも古いからと捨てるには惜しいものも多々ある。骨董品的価値すら出てくる道具たちは、きちんと保存していきたい。
あくまで農民的納屋にあこがれてはいるのだろう。