なんでもできる百姓でありたい。しかし、やったこともないことができるわけがない。
今日は3㎥の水槽を設置するための基礎工事をした。
以前にも冷蔵庫の設置をしてもらったとある建築屋さんのもとで、自分がてごになって行った。
建築屋といっても、コンクリートをうつ仕事は通常左官という仕事だ。自分の祖父が現役のころは左官と農業の二束のわらじだった。
工事がコンクリートを流す仕事になったとたん、祖父は頼んでいないが自ら現場に入り、コンクリートをならしてくれた。
コンクリートを水平にならすことは素人ではなかなかうまくいかない。祖父の仕事には定評があったが、現場を離れてしばらく経っていた。
しかし、体が覚えている仕事だ。きれいに仕上がった。
思い返してみれば、祖父のうわさは聞いていたが、実際に左官をしている祖父を見たのは初めてだった。