農林業経営体調査


02010年世界農林業センサス(日本語で農林業経営体調査?)という調査に、先日担当者がこられて協力した。

内容は水田の耕作面積や栽培作物の種類、それらの農産物の販売金額や販売方法など。つまるところ我が家の経営状態だ。

この調査は5年に1度行われているようで、上に挙げているパンフレットには1985年からのデータがある。

1985年とは自分が生まれた年。グラフ右の説明文にもあるが、331万戸だった農家の数が20年間で約6割の196万戸にまで減少している。

この間、日本の人口は1億2100万人(1985年)だったのが1億2700万人(2005年)と若干ながらに増えている。(総務省統計局ホームページより)

農家1戸がどれだけの人口を支えているかを考えてみると、1985年の時点で約37人。2005年では約65人。

そのかわり、農家1戸あたりの農地面積は同じ角度で右肩上がりになっている。

農地・農業経営の集約化が起こっている。

この農家の減少傾向は今後、日本の食糧事情にどういった影響を与えるのであろうか。

さらにこの減少傾向は若干緩やかになるにしても減少は避けられないであろう。

その理由としては、現在農業をされている人の多くがすでに軽く60歳を超えていること。

その傾向とは逆に今年度の農業大学の入学希望者が増えているという話しを聞いたことなどから、若干ながら就農者が増えるだろうと思われる。これはすべてが就農するわけではないので、未知数。自分の独断と偏見による。

これからますます日本の農業は大きく変わっていくことはいうまでもないだろう。

もっと日本の食糧生産事情が激変する時期にあることを知ってほしい。それは一般の消費者は当然ながら、家族経営で農業をされている農家においてもしかりだ。

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