今はデジタル技術のお陰で気軽に写真を撮り、保存することが出来るようになった。
日々移り変わる植物の成長記録をとるのにこれほど便利なものはない。
しかし、その便利さゆえに後でゆっくり画面でみればいいや、と思ってしまうと大事なことを見落としてしまいそうだ。
ブルーベリーは宗像ではまだまだマイナーな植物の一つだが、花の形がどんな形かを説明するのに、ドウダンツツジやスズランの花とよく似ているというとたいてい納得する。
写真は開花直前の花。大学でこの開花していない花で交配をしていたことを思い出す。
まず花びらをピンセットでこじ開け、おしべを取り除き、他の品種の花粉を綿棒で受粉させる。受粉させた花は昆虫が飛んできて花粉が混ざらないようにするためにメッシュのネットを掛けてやる。
今思うと自分でつくる独自の品種なんてあるとすごい楽しみだろうなぁっと思う。
また、宗像独自の品種を作り、産地化に貢献するような応用もしてみたいものだ。