数週間前にTさんから借りていた本『農と都市近郊の田園暮らし』
先日の電話があるまでちょろっと目を通しただけでほとんど読んでいなかった。
読む時間がなかったというのはまんざらでもない。さらにいうと、目を通した限りでは自分とはまた違う立場の人が読むべき本だと思っていた。
今夜はなんだか久しぶりにテレビゲームがしたくなり少しのつもりではじめたゲームが3時間におよんでいた。
やめようやめようと思いつつしまいにはしょうもないという感情とともに電源を切った。
やることがいっぱいある中で時間を浪費したと自分を責める気持ちがあった。
そして、寝る前にこれまた少しのつもりで読み出したこの本。
すると、まさにやっとではあるが今知るべき事がそこにはあった。
それは自分の夢と現在のスタンスには到底無理があるということ。自分は自給農の延長線上に今までどおりの社会的・文化的生活を乗せようとしていた。
自給農の延長線上とは、自給自足の生活に余剰分の農産物を売ることで会社員並の給料を実現しようとしていた、とでもいいましょうか。
今年一年の栽培する品目をグラフに書き出してみたものの、一人で回る訳がない。
そこで、一人でもできる作物を年間数品目にしぼり、安定的に販売ができるように作付けを考えなければならない。
2年たちやっとわかったような気がする。
筆者も自給農の延長から農業に入ったそうだ。しかし、1年間をとおして野菜を栽培し続けることはとても困難である。
3年目にして体をこわし、「自分は何のために農をしているのだろう」という気づきがあったそうだ。