祭りの直接販売は難しいけど面白い


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青年農業者クラブ(4Hクラブ)として農林水産まつりで1店舗を出店しており、11月17日に参加してきた。

当日の朝は冷たい雨が降っていたが、準備が整い、お客さんが見える時間帯になった頃には上がっていた。

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1つのテントで半分が農産物の販売、残りの半分は農産物を買ってくれた人に豚汁と芋ご飯のサービスというスタイルだった。

私は平会員なので、なぜ豚汁をするようになったのか全く知らないが、農産物の直売はある程度賑わいを見せたようだ。

青年農業者クラブとしてなにを訴えたいのか、ただ野菜の直売をしただけでは伝わらないし、実際に販売しているメンバーもそのことをどれほど意識しているのか私にも分からない。

そんなことはさておき、この日は販売ということの難しさと面白さを学んだ。

私は普段は配達と発送という販売形態をとっているが、今はほとんど常連さん相手に販売をしている。

しかし、この日はもちろん全く知らない人たち相手に販売をすることになった。

この日は普通のお米はなく、古代米や米粉、玄米餅を持って来ていた。

もちろんのこと、これらの商品はいっぱい売れるというものではなく、レタスやほうれん草、梨やみかんなどが売れていくのを横目に整然と並んだままだった。

時たま、玄米粉という聞きなれない商品名に止るお客さんに、無農薬であることやお米も販売しているセールストークをした。

面白いと思ったのはこういった出店の販売ではどれだけお客さんの目を引くことができるかで売れ行きが変わるか。

目を引くのはまずは商品の置き方。山盛りにされているものに目がいく。

陳列棚に一種類ずつ並べているのに、机の下のコンテナにいっぱい入ったストックから商品を引っ張り出すお客が多いこと。

目を引くのは物だけではなく、人だかりも目を引く一つのポイントになるようだ。

おばちゃん数人の一行が店に止ったときには相乗効果で周囲のおばちゃんたちを引き寄せ、一定時間に限り飛ぶように売れる。

しかし、この時のお客さんはだいたい安いものをお買い上げし、2玉500円の梨は試食が完売した。

私が前日に何とか間に合わせた緑米の玄米餅は4つ売れるに留まったが、十分に良い勉強をさせてもらった。

昨年は博多駅前で直売をしたが、この時はトースターを持って来て、餅を小さく切って焼いたものを試食させたところ、割合的に多くのお客さんが買ってくれた。

この日は試食もなく、見たこともない色の餅を買おうという人はほとんどいなかった。

これは古代米にも言える。古代米を入れて炊いたおにぎりでも用意すれば売れ行きは違うだろう。

どのみち、このような直売会は今後もあるだろうから、次回はもっと面白いことをやれたらいいなと思う1日でした。

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