今年4月からの4ヶ月間に起こったこと


夕焼け8.14

 

まず簡単に列挙してみると、子供が産まれたことが一番。家が建ったことが2番。さらに田んぼが増えたこと、消防団でポンプ車操法の選手になり3ヶ月間の訓練に耐えたことなど、春から7月いっぱいまでは今までで一番忙しかった。

言い訳にはなるが「百姓三昧だより」も2月末に発行してから手付かずになっている。お知らせしなければいけない内容もあったし、なにより忙しい分充実していたとも言えるわけで、伝えたいことはいっぱいあった。

しかし、過ぎてみて思うのは良かったと思える結果が多い。

子供も無事に産まれてきてくれたし、稲も順調に生育しているといえる。欲を言えば少しタニシに食べられたところがあったり草が生えたところも手が回っていれば除草もできたのだが、まぁこれだけ忙しかったのだから水管理もうまくいっているほうだろうと自分を誉めることもたまには、必要か。

 

夕焼け8.14(2)

 

 

さて、8月に入ってから農家さんや配達先で話す内容は「最近は天気が悪くて日が照りませんねぇ」ということが多い。

それもそのはず、気象庁のデータによれば7月21日に梅雨明けしてから晴れが続いた7月31日までの平均日照時間は9時間。

それに比べて曇天が続きだした8月は1日から13日までは2.3時間。

稲はこの時期には分蘖(ぶんげつ)とよばれる茎が増える生長を終え、稲穂を出すための栄養を蓄える時期にある。

稲の茎にもでんぷんを溜めることができるため、茎を切ってヨウ素液をつけると紫色に変化するが、この時期の曇天続きできっと蓄えられるでんぷんが少ないだろうと予測される。

一般的な栽培では8月上旬に化学肥料を散布する追肥が行われるが、これは稲穂が細胞分裂するころであり、重要な時期であるともいえる。

しかし、自然農法ではなにも肥料を入れたりしないのだが、これが逆に根を張ることに繋がり、ましては少ない太陽の光をでんぷんに変える力の強い稲になる。(と考えている)

そのためか、毎年慣行農法の稲より葉の色が濃い。

まだこの先1週間の天気予報でも雨や曇り続きだ。この影響がどれほど収穫量に繋がるのか、こんな天候の年を経験したことがないので興味深いところ。

大豆8.14(2)

 

また、7月29日に種蒔きをした大豆はごらんの通り。

昨日、8月14日に1回目の中耕をした。

大豆8.14

 

こちらも曇天続きがどのように影響するかわからないが、今年も旨い枝豆を食べさせてくれることを祈るばかり。

今年は百姓三昧だよりでも枝豆狩り体験をお知らせする予定で、10月1週目か2週目の日曜日、5日もしくは12日になる。

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