ブルーベリーの花


BB花

4月中旬になり、菜種梅雨なのか、雨が多い日が続いている。

私が大学3年の時に、研究室のブルーベリーの花が、満開の時期に4日間雨が降り続いたことがあった。

この時開花した花の多くが病気にかかり、腐敗して実がなり止らなかったということがあった。

一番の原因は多湿による雑菌の繁殖なのだろうが果たして殺菌剤を散布することであの時の被害は防ぐことができたのだろうかと今でも思う。

根本的な原因は多湿ではなく、腐敗する原因は望まない菌が繁殖してしまう植物側の問題もあったのではないかと。

もちろん多湿という環境が腐敗菌の繁殖しやすい環境であることには間違いなく、腐敗したのもそもそも柔らかい花弁からだったので、4日間も雨が降り続くという普段ではない環境のため、病気にかかるのも仕方ないと思える。

しかし、こういう病気の場合、大抵は肥料が原因であることが多い。

ブルーベリーは酸性土壌を好み、研究室のブルーベリーはバークチップを大量にマルチングしていたので有機物の分解のために窒素を必要とする。

そのため、大量の硫安を散布することが多いが、その副作用が植物体の軟化ではないかと思う。

もともと軟らかい花弁が、さらに長雨で弱くなり、病気が入ってしまうのではないかと・・・雨が続くと昔のことを思い出す。