ブルーベリーを生垣に


img_4049農業祭りでブルーベリー研究会のブースで初めてお会いしたIさん。

主婦でありながら、畑を借りて数十本のブルーベリー栽培に着手したやり手の奥さんだ。

そのお方のお宅と畑を見学させていただいた。

正直、脱帽した。

主婦で、ブルーベリーを知って3年目、今年植えた2年生の樹がすでに3年目か4年目と思わせる生育の良さ。

今まで庭木としてブルーベリーを植えられているお宅を拝見する機会が何度かあったのだが、どのお宅も見るに耐えないような状態が多い。むしろ、枯れてしまいすでにない、ということもある。

数本枯れてしまうというのは栽培者でも普通に起こるのがブルーベリーなのだが、Iさんのブルーベリーは何かが違った。

たいていの人は、ブルーベリーに興味を持ち、本を読んだり、近くの知っている人に尋ねたりしながらブルーベリーを庭木に植えられる。

しかし、大体が上手く生育しない。その要因はたぶん教えられる内容ではなく、植えた本人がどれだけ観察ができているか、という点がほとんどなのではないか、と思った。

つまり本人の感性の問題。

かくいう自分はというと、Iさんのブルーベリーと同級生なのだが、ブルーベリーが1年であそこまで生育するとは正直知らなかったわけで、それを考えると自分はこの1年、本当にブルーベリーを見れてやれてなかったのだなとつくづく反省した。

ブルーベリーを植え終わったときのブログに書いたことをこの夏もしっかり覚えてはいた。

それは、植えてから新芽が出てきたのをみて、これからの生育はどれだけ観察することができるかが、栽培者の違いがでるところだ、というような言い回しで書いたと思う。

しかし、いかんせん今年は田圃のことで頭がいっぱいだった。水のことやら草のことやら・・・

やはり改めて思うのがいっぺんにいくつものことを同時にするのはとても難しいということ。

着実に、一つずつ、じっくりと。来年の抱負にしようかな。

話はもどって、ブルーベリーを庭に植えたいというお客さんは多く、庭植えブルーベリーのマネージメントをしてみたいと常々思っていた。

その庭植えブルーベリーの成功例がここにあった。

一年でここまで大きく育つことができれば庭でもブルーベリーを楽しむことが十二分にできるだろう。