ミヒャエル・エンデ作のモモはただ人の話をよく聞いていた。
それは本当はとても難しい。
異論反論そして同意論でさえ出さずに、ただ聞く。
人の話を聞いていると、その話に対して反応する気持ちがある。
それは相反するものか、それとも同調するものかのほぼ2択になる。
人の話を聞く上で一番良い方法(良し悪しという直線状の上下があるとするならの上という意味)は何か。
じつは同調という話への反応の仕方も一辺倒に良いとは言えないと思う。
同じような事例を出して話に相槌を打っているようにみえるが、いろいろな出来事のなかでそれぞれは個々人によって感じ方が違う。
だから、安易に体験談を話して相槌を打つことは実はづれているという可能性がある。