メンバー15人。参加者13人。
あるメンバーの田んぼでは葉いもち病が随分進行していた。
葉色が濃く肥料が効いている様子が見て取れた。追肥にNK2号という化学肥料を撒いたそうだ。といっても栽培者本人は元メンバー。
その他の田んぼでもちらほら葉いもち病が見て取れたが、肥料が少ない、もしくは使っていないところでいもち病を見ることは無かった。
この結果を、メンバーがどう受け止めるかが勉強会の意味であるのだが・・・
簡単にアイガモ農法といっても、栽培者によってアイガモの体格や稲の姿はまるで別人、いや別カモ、かもしれない。
鴨だけに。
かもではない、明らかに違う。
体格の大きいアイガモは一日に2回は餌やりをしているという反面、一日に1回という人のアイガモは随分小さく見える。
同じように稲も餌の多い田では色が濃いが、餌の少ない田では比べて色が薄い。
単純に餌だけでなく、いろいろなところで変わってくるものである。
もう一つ、環境保全型農業技術研究会の現地勉強会の「緑米故郷探訪とえびの・都城大会」 8月20日
写真はえびの市の有機無農薬水田。大豆かすを田植え後に散布することで草の芽が生えない除草らしい。
朝7時に宗像を出発したがその時点でノンストップ走行しなければ間に合わない時間だった。
が、しかし運転開始後1時間で極度の睡魔に襲われ福岡県を脱出する前にSAで1時間以上仮眠。w
結局、1時間40分の遅刻で勉強会に途中参加し、迷惑をかけてしまったが何とか合流。
当園の緑米の種は二人の農家さんから分けてもらったが、その一人がこちらの田んぼの地主さん。
アイガモで緑米を栽培されている。人吉市の農家さん。
もう2年ちかく前に種をもらって以来、電話でなんどかお話する機会があったがお会いするのは初めてだった。
今回、頑張って来た甲斐はそれだけでもあった。
今回の勉強会の題名に緑米故郷探訪という言葉があるように、環保研にて緑米の栽培がブームになっているが、その出所はこちらの農家さんが最初。
この農家さんは人吉市の国宝・青井阿蘇神社の境内で曲げわっぱ職人の松舟さんから一握りの種をもらったのが最初だという。
その松舟さんはというと、発泡スチロールのトロ箱で赤米(観賞用?)を育てていると、近所の人なのか、おばちゃんからこんな稲もあるのよ、と一握りの黒い籾をした稲をもらったそうだ。
最初は黒い穂なので黒米と呼んでたそうだが、籾を向いてみると緑色か白い米だった。
今ではその時の方がどこのどなたなのか分からないという。
そもそもどこで栽培されていたのか、起源はどこなのか分からない。
インターネットで緑米の種籾を買ったという別の農家さんは、この緑米とは若干違うようなので、起源が違うのかもしれない、など個体差が生まれているのも事実の様だ。
教授は、この緑米の名前を他の緑米と区別するため、「松舟緑米」もしくは広げた栽培農家、東(ひがし)さんの名前もいれて「松舟東緑米」にしようと言いだした。
いい名前ではないか。
こちらは自然農法水田。30年ほど無肥料無農薬不耕起で手植えして作っているという。
50歳で早期退職した栽培者は御年86歳。今も現役で自然栽培で3反ほどの稲を作っているそうだ。
今年が一番良いように思うとのこと。
稲を見た私の感想は分げつが少なく、下葉が枯れていてあまりいい様には見えなかった。
ぱっとみて稲の育ち具合から収量を予測すると1反あたり5俵(300kg)かなと思うところ。
だが、自然農法など無肥料栽培では穂の数より1穂の結実数(種の着く数)が多くなり、
見た目以上に収量が増えるという傾向があるようだ。
この田んぼでも7俵から7.5俵ほどの収穫が見込めるようだと教授と話されていた。
2回続けて勉強会があったが、まだまだ宗像では化学肥料や農薬を使っている人はメンバーでも少なくない。
全体的にみればどこの地域でもあまり変わらないかもしれない。
“勉強会が二つ” への2件のフィードバック
勉強会おつかれさまでしたm(_ _)m
私は人吉に住んでいますが緑米初めて聞きました
どんな味がするのか‥食べてみたくなりました(^w^)
基本的に玄米のお餅ですんで玄米ごはんのお餅・・と考えてくれたらいいかもしれません。
玄米ごはんが嫌いでも美味しいとおもいますよ。
今ちょうど昨日ついたお餅を切り分けて冷凍したところです。
餅はあんこを入れたりしない限り衛生の許可を取らなくても販売できるそうです。
もしよかったらお問い合わせなどからご連絡下さい。真空パックでお届けします。
新米の季節にはきちんとした商品にしたいと思っています(^^