うきは木材市場見学


今日、急きょ宗像森林組合の知人に同伴してうきは木材市場のせりに見学に行ってきた。

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山から切り出された木材は市場に集められ、今日のようにせりにかけられて売られていく。

今日は自分たちと同じようにきこりの若者がせりを見学に来ていたが、切り出す方からすれば安すぎるという声が聞こえてくる。

一方、市場の人は10円でも100円でも高値をつけてくださいと買い手にお願いする。

一方、買い手はそんなにせんやろーとか、これは節があるばいといって周りを安値に扇動する。

まずもって宗像や宮若で切られた木が浮羽まで持ってくる運賃も馬鹿にならない。

そこに市場の手数料が2割くらい。

しまいには曲がりや傷でほとんどが上品にならない。太すぎる材は立米単価は安くなる。

日本で米麦大豆を作る農家と変わらない。

きこりの日当はまるっと補助金だ。

ここに来て初めて自分が切った木、1本の単価を知る。

今日、ここに見学に来たのは畑や田も農の一つだが、山や川、海も農の一端であるという思いからだった。

資本主義社会の日本ではこれが現状であり、現実なのだと改めて思い知らされた。

これからどう変わっていくのか、これからが見ものだ。


“うきは木材市場見学” への2件のフィードバック

  1. 今日は暑い中ご苦労様でした。

    魂ゆれたのは、うきは駅近くの製材所で、腰の曲がった婆ちゃんがせっせと製材しているのを見た瞬間だったね。。。

    「水」の源って山だろ!?もっともっと多くの人がにっぽんの山の現状に興味もってほしいね。つうか人間だってほぼ「水」じゃねぇか!なぁ!

    つまりは、てめえのことなんだけどなぁ・・・。

    • 環境の大切さの意識はどんどん変わって来ているはずです。
      意識としては分かっていても、経済的理由で行動が伴わないことはやるせないですが現状ですね。
      腰の曲がった婆ちゃんが引退していくにつれて変わらないといけないようになってくるはずですし、自分たちでその変革の先駆者になっていきましょう。