イチローの4000


録画していたNHKの「プロフェッショナル」を見た。

夏場はあまりテレビを見ていなかったのか、イチローが4000本安打を達成したことを取り上げて、流儀を聞いていた。

4000という数字。

まず、プロの野球選手になることの難しさの上に、1日に1本か2本のヒットを積み重ねていく。

イチローの流儀を聞いていたが、いままでもそうだったが話そのものは正直そこまで感動するものではなかった。

イチローにはイチローの考え方があるし、自分には自分の考え方がある。

イチローはどれだけの記録を打ち立てたかというより、どれだけ苦しんだかが自分の満足、納得になるように思うと言っていた。

自分の場合、つまり農業の場合、稲作は1年に1回。

その1年には稲が生育している期間は約150日。

ほぼ野球の試合数と一緒だ。

プロ野球選手はもちろん試合の日だけが仕事ではない。

オフシーズンもキャンプだったり自主トレーニングはやっている。

農業だってそうだ。種を播く前から土づくりは始まっている。

ただ、特に集中すべきは種が播かれてから刈り取るまでの間なのだろう。

イチローのように、稲の生育期間中は一つの試合だと思って1日1日を迎えたい。

イチローの話の内容はピンと来なかったが、こうして久しぶりにブログを書くということで、その姿勢に影響されていたんだろう。

今は、イチローが体づくりをしているなら自分は土づくりをするか。

イチローにとっての4000、自分にとっては63歳になって田作り40年のときに、田んぼ4000枚でも作って、「まだまだ楽しみが足りない」と言いたい。