畑に石をいれるということ


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植栽列にそって排水のために溝をほりあげた。しかし、予想以上の土の固さと粘土質のために急遽予定を変更し、溝に暗渠排水のための多口管(コルゲート管)を埋設することにした。

コルゲート管は水田の暗渠排水に使われるパイプで周囲に小さな穴が開いている。しかし、よく言われるのがこのコルゲート管は数年で目詰まりをし、ほとんど機能しなくなるということ。

そこで、普段はバラスなどを周囲にいれるのだが、今回はグリを入れた。

このブルーベリーの圃場はもともとは立派な畑であった。それは、先祖が耕起するたびに畑から少しずつ石を取り除いていった風景を彷彿させる。

畑に石を入れるということは、もう普通の畑に戻すことはないことを意味する。まぁ数十年のうちは。

先祖から受け継いだ土地。子孫に渡すことを考えることの大切さもわかってはいるが、やはり一番の問題はここで手を抜くことで、中途半端なために結局やめざるをえないことにならないように手を打つことだ、と自分に言い聞かす。

これで排水が悪いためにブルーベリーの生育が悪いという心配は、ほぼないといえるだろう。