消防団


今日、畑で仕事をしていると消防団の方たちがぞろぞろとやってきた。目的はもちろん入団の勧誘だった。

中学のころから農家になるなら消防団に入らなね、といわれてきていたのでそれがどんなものなのかは解からずとも、必要なことだとなんとなく理解していたわけで、運命のように覚悟していた。

消防団も時代の流れか、なかなかやりたがらない人が多く人数が集まらないだろう。高齢化も追い討ちだ。そんななか、光岡で農業を専業としてする自分は珍しい。

日本の農業は日本の文化そのものである。消防団もまた、農村文化の一つではないだろうか。これらの文化はいうまでもなく崩れてきているのが現状。高齢化、農業者の減少、さらに企業の農業への参入。さらに日本の農業の現状は変わっていくだろう。

では、いままで機能してきた地域性の上で成り立ってきた農業を守る必要はあるのだろうか。自分ははっきりいって何が良いかはわからない。これからもっと変わっていくであろう農業の現場をいろいろな視点で見ていきたい。

あくまで偏らない立場。難しいとは思うが、自分なりに基準とするのは、農という時間の流れがそこにあるかどうかだ。