土壁


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先日の雨の日、納屋の2階を片付けたのだが、入り口が低く入りづらかったので、壁を壊して入りやすくした。

写真はその時に破壊した土壁の内側。縦横に竹が組まれ、縄で固定されていた。その骨組みに両面から藁を練り込んだ赤土を擦り付けてできているようだ。

今では新しく建物を建てるときに壁をこのような土にしようとする人はまずいないだろう。

そうなると、この土壁をつくる技術ももう誰も知らないかもしれない。

古くて汚い、大きいがほとんどのスペースをなにも使わない物がチリ深く積もっておかれているだけの納屋。

しかし、もうこのように日本の味がする建物はなかなか作れないようになってしまった。