夢・目標


先日、徳島で酪農の仕事をしている先輩から電話があった。

そのなかで、市場に努めている後輩が休みなく続く仕事のことで悩んでいることの話になった。

しかし、この先輩も2カ月半休みなく働いているがなにも(精神的には)辛くはないという。その理由が「俺には夢があるから。」と一蹴。

聞いた瞬間、何か打ち抜かれたような気がした。ここまで明確で確固たる夢を持っている人は少ないと思う。

自分も夢宝地図を描いたり、夢に日付をつけたりしたこともあった。

しかし、自分はそもそも夢の実現に向けて努力することが大の苦手だったし、苦痛であった。

そもそも、自分は平穏な気持ちで日々を送りたいというこれも一つの夢の実現のために農業という道を選んだのだ。

そういう言い訳から大学卒業するころには生き方を変えていた。

決して変えた生き方が悪いわけではなかった。むしろ良かったと思う。それは日々、目の前のことを全力で取り組む。ただそれだけ。

自分にはこうしたい、あぁしたいというものはいっぱいある。だから自然と、無意識にしなければいけないことを自分で作ることができる。

そうすればやることは自然とみえてくるというもの。

実際やることは次から次へと湧いて出てくる。

しかし、一つ現状からわかったことがあるとすれば、それはこの生き方では熱が入らないのだ。

目の前のことを書き出してみるのだが到底一日では終わらないことに嫌気がさす時もある。

そこで、夢というスパイスによって人は燃えることができるのではないかと思う。