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2011-08
にがり散布
ミルキークイーンの穂が若干首を曲げるようになってきた。穂ぞろい期を過ぎたころ。
ここで稲ににがりと竹酢液を葉面散布した。
散布する時間帯は夕方から日が暮れる前まで。日が暮れてしまうといけないという。植物の生理は1日のうちで大きく変わっているからだそうだ。
1日で散布できる面積は限られる。最近は雨が多く、散布するタイミングが少ない。
写真は昨日で、今日は小雨がパラついていたので断念した。
この日、ホースを引っ張ったせいかまた腰をやってしまった。w
我ながら体の弱さにあきれる。
にがりと竹酢液の葉面散布、正直必要なのかどうか、疑問に思うところでもある。
散布の季節になったので稲に聞いて回った。「おーい、ミネラルはいるか~い?」
風は左から右に流れ、穂は横に首を振っていた。しかし、答えは無言だったように感じた。
というのも、植物というのは何が一番よいかではなく、栽培者の気持ちをそのまま表している様に思ったからだ。
先日のアイガモでもそうだ。親に良く似るようだ。
となりの稲を見てみると株がガッチリ太く、肥料が効いて緑が濃い。雑草は一本もない。その田んぼの耕作者はそんな性格の人で、すぐに顔が思い浮かんだ。
なにも正解などなく、その人が思うものがそこに現れるだけなんだ。
自分の稲を見ていると、まるで自分を見ているようだ。
だから、自分がにがりと竹酢液でミネラルを補給する事で、米が美味しくなると思っているのであれば、信じて貫くだけなんだと。
明日は晴れるかなぁ・・・
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「松舟東緑米」の玄米餅で“朝食革命”
- 2011-08-25 (木)
- 農産物加工
前回のブログで食べてみたいといわれる嬉しい書き込みがあったのでここで一つブログを書いておこう。
写真が緑米の穂。2010年10月14日撮影。
これが玄米。緑色をしたお米と白いお米と半々くらいで混ざっている感じだが、白い米は最後までじっくり熟れるとこうなるようで、逆にまだ未熟なものが緑色をしているそうだ。
未熟といってもある程度は熟れているので米の厚みもある。ただ、緑色が最後まで抜けにくい、ということだそうだ。
その緑米の玄米を蒸す搗くの餅つき機で搗いたのがこれ。昨日の昼ごろ搗いた。
以前は搗きたての時に丸餅にちぎっていたのだが、熱いし、餅きり機は洗わないといけないし、大変だったので今ではおしなべておいて、冷えてから包丁で切っている。
先日、今年から古代米は真空パックにしようと思って機械を買っていたので玄米餅も真空パックにした。
写真は500g入り。あんこを入れるなどの加工がなければ販売する事も保健所の許可は必要ないそうだ。いいことを聞いた。
こうして冷凍しておけば日持ちもするだろう。
あとは焼いたところの写真があればいいかな。
“朝食革命”とは、毎朝トーストを食べている人は同じ要領で玄米餅をトースターで焼けばさほど手も汚れず、洗いものも増えずに朝ご飯になることや、パンより栄養価が高く、餅だけに腹もちもよいことから教授がそうなずけているようだ。
しかし実際のところは市販のトーストより高い。
もちろん米は農薬や化学肥料を使っていないため、小麦粉から比べたらはるかに原料が高くなる。
白餅の相場が1kg1000円に対して緑米の玄米餅は1kg1300円前後の様。
写真だと11切れで650円になる。朝ご飯として4切れ食べたら236円。ちょっと高いなぁ・・いやそんなものか。
加工する手間を考えるとそのくらいしてもいいのか。もう少し加工する手間をカイゼンしなければ革命も広がらない気はする。
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勉強会が二つ
メンバー15人。参加者13人。
あるメンバーの田んぼでは葉いもち病が随分進行していた。
葉色が濃く肥料が効いている様子が見て取れた。追肥にNK2号という化学肥料を撒いたそうだ。といっても栽培者本人は元メンバー。
その他の田んぼでもちらほら葉いもち病が見て取れたが、肥料が少ない、もしくは使っていないところでいもち病を見ることは無かった。
この結果を、メンバーがどう受け止めるかが勉強会の意味であるのだが・・・
簡単にアイガモ農法といっても、栽培者によってアイガモの体格や稲の姿はまるで別人、いや別カモ、かもしれない。
鴨だけに。
かもではない、明らかに違う。
体格の大きいアイガモは一日に2回は餌やりをしているという反面、一日に1回という人のアイガモは随分小さく見える。
同じように稲も餌の多い田では色が濃いが、餌の少ない田では比べて色が薄い。
単純に餌だけでなく、いろいろなところで変わってくるものである。
もう一つ、環境保全型農業技術研究会の現地勉強会の「緑米故郷探訪とえびの・都城大会」 8月20日
写真はえびの市の有機無農薬水田。大豆かすを田植え後に散布することで草の芽が生えない除草らしい。
朝7時に宗像を出発したがその時点でノンストップ走行しなければ間に合わない時間だった。
が、しかし運転開始後1時間で極度の睡魔に襲われ福岡県を脱出する前にSAで1時間以上仮眠。w
結局、1時間40分の遅刻で勉強会に途中参加し、迷惑をかけてしまったが何とか合流。
当園の緑米の種は二人の農家さんから分けてもらったが、その一人がこちらの田んぼの地主さん。
アイガモで緑米を栽培されている。人吉市の農家さん。
もう2年ちかく前に種をもらって以来、電話でなんどかお話する機会があったがお会いするのは初めてだった。
今回、頑張って来た甲斐はそれだけでもあった。
今回の勉強会の題名に緑米故郷探訪という言葉があるように、環保研にて緑米の栽培がブームになっているが、その出所はこちらの農家さんが最初。
この農家さんは人吉市の国宝・青井阿蘇神社の境内で曲げわっぱ職人の松舟さんから一握りの種をもらったのが最初だという。
その松舟さんはというと、発泡スチロールのトロ箱で赤米(観賞用?)を育てていると、近所の人なのか、おばちゃんからこんな稲もあるのよ、と一握りの黒い籾をした稲をもらったそうだ。
最初は黒い穂なので黒米と呼んでたそうだが、籾を向いてみると緑色か白い米だった。
今ではその時の方がどこのどなたなのか分からないという。
そもそもどこで栽培されていたのか、起源はどこなのか分からない。
インターネットで緑米の種籾を買ったという別の農家さんは、この緑米とは若干違うようなので、起源が違うのかもしれない、など個体差が生まれているのも事実の様だ。
教授は、この緑米の名前を他の緑米と区別するため、「松舟緑米」もしくは広げた栽培農家、東(ひがし)さんの名前もいれて「松舟東緑米」にしようと言いだした。
いい名前ではないか。
こちらは自然農法水田。30年ほど無肥料無農薬不耕起で手植えして作っているという。
50歳で早期退職した栽培者は御年86歳。今も現役で自然栽培で3反ほどの稲を作っているそうだ。
今年が一番良いように思うとのこと。
稲を見た私の感想は分げつが少なく、下葉が枯れていてあまりいい様には見えなかった。
ぱっとみて稲の育ち具合から収量を予測すると1反あたり5俵(300kg)かなと思うところ。
だが、自然農法など無肥料栽培では穂の数より1穂の結実数(種の着く数)が多くなり、
見た目以上に収量が増えるという傾向があるようだ。
この田んぼでも7俵から7.5俵ほどの収穫が見込めるようだと教授と話されていた。
2回続けて勉強会があったが、まだまだ宗像では化学肥料や農薬を使っている人はメンバーでも少なくない。
全体的にみればどこの地域でもあまり変わらないかもしれない。
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ヒノヒカリ8.16
草が多くてよく見えませんが、順調に育っています。
株元は膨らんできているので、もう穂が上がってきているのが分かる。
ミルキークイーン・夢つくしより2週間ほど出穂(しゅっすい)が遅い。
タニシ除草がうまくいくとこの状態にできるのだが。
数日前に穂が出てきました。夢つくしより2,3日早いようです。
稲刈りはやはりミルキークイーンからですね。
順調に育っています。
稲はほんとにありがたい作物。
先日、大学時代にお世話になった熊本のぶどう農家さん(グレープビレッジ第一寿園)に1日、農業体験に行って来た。
お盆の一番忙しい時期にお邪魔してきた。
葡萄など果樹は収穫できる期間は短く、また手間もかかる。
痛みやすく繊細。傷物をお客さんに売るわけにはいかないので気を使う。
農家にもきめ細かい作業を要求される作物と、そうでない大雑把にする作業が多い作物があるが、葡萄やイチゴは繊細な作業を要求される。
対象に稲や麦、大豆など機械でする作業がほとんどなのでぶどうほど繊細になることはない。
ただ、最終的にお客さんに手渡す前の作業というのは繊細になる。米でも精米して袋詰めするときは少なからず気をつかう。
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草刈りが一番
先日立秋をむかえている。
きっと普通に生活していると暑い夏にうんざりしているだろうが着実に秋が来ている。

日が短くなったりひぐらしが鳴くようになった。
植物も秋をむかえている。
ミルキークイーンはもうすぐ出穂をむかえる。茎の中に穂があるのがわかるようになった。
草を刈っていても7月までは葉が伸びているのだが今は穂が揺れている。
田んぼの中も稗の穂が顔を見せるようになった。
百姓はいろんな仕事があるが草刈りが一番単純でありながら自然を感じられるような気がする。
なにも問題なく外で仕事ができるのは本当は有難いことなんだ。
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8.10
生育調査は毎週月曜日にするつもりがすっかり今日、水曜日になってしまった。
4Hクラブでは1月に福岡県全体から集まり、意見発表やプロジェクト発表をしている。
今年は私のいる宗像4Hクラブにプロジェクト発表が回ってきた。
私が引き受けることになったが、題材には大学生にしているアグリスクールについてプロジェクト発表する予定だったが、自分の稲作について発表することにした。
題名は「低コスト・高付加価値稲作」にしようと思う。
なぜ「有機農業」ではないかというと、発表を聞いてもらうのは百姓であることだからだ。
一言と有機といっても根底には自然の考え方が必要であり、現在農薬や化学肥料を使った農業をしている農業者からは理解しにくいため、入りやすい題名にした。
現在、農協指導のもと行われる稲作で利益を上げている農家はいないだろう。
そこから脱却する一歩にしてほしいという思いからだ。
単純にいって化学肥料や農薬を使わないだけでも十分コストが削減できる。
単純に使わないというだけではなく、自分の生育調査をもとになぜ化学肥料がいらないのか、なぜ防除が必要ないのかをなるべく科学的な視点からまとめる予定。
コストだとか利益だとかブログで書くのも農園のイメージを損なうように思われるが、単純に私は農薬や化学肥料を使わないでもいいのであれば使わない農業を広めたいと思う、ただそれだけ。
安全や安心ということはその後からついてくるものじゃぁないか。
まぁもっといえば農家には自然をよく見てほしいというオーガニック的観点なのだが、それも生業が成り立ってからなのか・・・
しかし、生業が成り立ってからその観点ができる人はいないか・・・
なににせよ、なにも使わなくても稲は育つんだと思ってくれればいいか。
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ヒノヒカリ8.2
8月のこのころから中干しを行っていたが、6日からため池の栓が抜けられ水がまた入るようになっている。
中干しとは田んぼの水を抜き、乾かすことで土壌に酸素を送り、根を伸ばすために行う、など指導されていると思う。
自分の勉強不足でもあるのだが、百姓によってこれらの意味や目的はずいぶん違ってくる。
去年までなるべく中干しをしないように勤めていた。
というのも稲の根というのは酸素を供給しなくとも茎から根に向かい酸素を送る仕組みがあるので、わざわざ土を乾かす必要はないとする考え方。
また、湿田の状況を変えることはそこに生息する生物が環境の変化で一時的に減少することを懸念するためだ。
しかし、去年の夢つくしやミルキークイーンなど収穫が若干早い品種では上の田んぼがまだ水を張っているために染み出てきてコンバインがぬかり、大変な思いをした。
また、秋雨が続き田が乾かずに稲刈りが遅れ、適期を逃してもいけない。一度乾いていると乾燥も早い。
ぬかっていてはさすがにこれでは仕事にならないと思い、少なからずこれらの品種ではある程度中干しをして、土を乾かすことにした。
栽培面積を広げることで機械化し、ゆえに曲げなければいけないところも出てくる。
それもまた、人生の一興か。
農業のやり方の模索は終わることはない。
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