種籾 毛取り


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桜も散ってそろそろ本番に向けて準備をする季節になった。

昨日、今日は種籾の毛とりをした。

籾の表面には無数の毛が生えており、これをこすり合わせて取ることで籾に刺激を与え、発芽がそろうように助けるための作業。

やっていない人も多いが、専用の機械が売られているほどのもの。

かくいう自分もその効果は特別実感しているわけでもなく、そのデータが本当にあるのかということも知らないのだが、機械があるのならやらないよりやったほうがいいか、という程度。

情けないがそのくらいでしかないところも多々ある。

これは祖父も同じで、この機械を買った本人でもある。

この種籾であるが、昨年の収穫時期に籾摺りをする前に袋にとっておくのだが、その時点では来年の作付けはまだ未定であるため、どの程度種籾として取って置いたらいいのか分からない。

今年はミルキークイーンをもう少し増やす計画を立てたが、どうもそれだけの種籾が無いようだ。

逆にその分面積を狭めることになったヒノヒカリの種籾が余ってしまう。

少量余っても籾摺り機にかけることも出来ず、販売できるお米にすることが出来ない。

稲作自体が面積が増えることも無く、品種による作付けが毎年かわらないように熟練すればこのような手間はかからなくなるだろう。