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大豆について

昨年の12月に発行した百姓三昧だよりに入れた大豆のこと。

せっかく書いた文章なのでこちらでも紹介しておく。

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~今、福島光志がひそかにワクワクしている大豆について~

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大豆は良質な植物性たんぱく質を摂取できる作物です。炭水化物のお米とは違う栄養素であり、同じたんぱく質でも脂質の多いお肉とも体への影響は違ってきます。

日本食にはお米と並び味噌や醤油の原料となる必要不可欠な食材です。しかし、現在日本で消費されている大豆の多くは外国産なんです。(※注:サラダ油などの油糧用を除く食用大豆の自給率は25%)

お米は778%もの関税で守られていますが、大豆には関税は掛けられていません。国産大豆は栽培費用が輸入物に比べ高額にかかり、販売価格より生産費用のほうが高いのが現状です。

それを可能にしているのが国からの補助金です。

原価割れしている国産大豆ですが、これを使用した商品は「国産大豆使用」と銘うち、一般的な商品より割高で販売されています。これが食品としての国産大豆の姿といいましょうか。

さて、次に大豆の農業生産上の姿を挙げますと、私個人の感想ですが、日本の農家は大豆栽培に対するイメージはあまり良いものではなく、国からの補助金を受けるために栽培しているのが現状です。

田んぼで水稲を作付けしない代わりに大豆を栽培すれば上乗せで補助金が支給される仕組みになっていたのです。

これを減反政策といい、国が長年取り組んできた政策です。この減反政策ですが、昨年政府は2018年までに段階的に廃止することを決定しました。

しかし、大豆への補助金が無くなる訳ではなく、今後どのように国産大豆の栽培が変化していくのかは不透明なままです。

大豆の生産には国の政策が大きく関与しているため、年度別に大豆の生産量を見てみると気象とは関係なく乱高下しているのです。

しかし、そんな大豆ですが私には面白くて、おいしい作物として見えました。その理由の一つが、肥料が要らないことです。

大豆の根には根粒菌という微生物が共生しており、空気中の窒素を取り込み、大豆が育つための栄養にしてくれるのです。

現在の栽培指導では収量を上げるために化学肥料を使用していることが多いのですが、根粒菌のおかげで無肥料でもある程度収穫することができるようです。

また、作物栽培につきものなのが、雑草対策です。水稲は当園ではジャンボタニシのおかげで除草することができていますが、一般的な大豆栽培では播種と同時に除草剤を散布します。

しかし、この除草も、芽が出た後に条間を機械で耕すことである程度雑草の繁殖を抑えることができます。

もちろん、除草剤を使うより一手間必要になりますが、雑草対策は除草剤を使わなくても十分可能である、というのがこの2年間大豆を栽培してみての感想です。

肥料と除草の問題さえ解決できれば、と考えていましたが、現実はそう甘くは無かったようです。昨年は無事に大豆を収穫することが出来ましたが、今年はどうやら品質の良い大豆を収穫することはできないかもしれません。

といいますのも、害虫であるカメムシの被害と思われる青立ちという症状がでています。11月21日現在ではまだ収穫しておらず、どの程度の被害かがわからない状態です。

しかし、虫や病気の被害には原因があります。その問題を突き詰めて改善していきたいと思います。

長々と大豆のことについて書きましたが、私はこの大豆栽培の可能性を見て、最終的には自然栽培の大豆100%でできたほんものの味噌や醤油を作りたいと考えています。

最近では味噌を手作りする方が増えてきているようです。そういった方達にも大豆への希望に添える栽培をしていきたいと思います。

あまり知られていませんが福岡県は全国4位の大豆栽培県であり、宗像は特に大豆の産地としても認知されているのです。

このようなことを枝豆狩り体験の時に皆様にご説明できたらよかったなと振り返って思います。
※平成24年度、農林水産省ウェブサイトより

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