春起こし


31 - 1

春が来た!

今朝のニュースでは福岡市内は桜が満開だと伝えていたが例年通り宗像は2,3日遅く、朝はまだ3分咲きといったところだった。

しかし、日中は21度まで上がり、4月下旬なみだったそうだ。

日暮れ時には7分咲きくらいまで桜も開いてきていた。

そんな中、田んぼの耕起が始まった。
IMG_0587

先週からトラクターに乗り始めたが、トラクターを買って5年目にして始めて爪を交換しなければいけなくなった。

IMG_0586

通常では1年で1回か多い人は2回、爪を交換すると言われる。

それは耕す細かさや深さによって磨り減る速さが変わるため、人それぞれ。

私はほぼ4年間、純正の爪で耕起してきた。

1年間に2回、1回につき平均4ヘクタールの作業だとすると、合計32ヘクタールを純正爪で耕起したことになる。

トラクターの稼働時間は370時間だったが代掻きは別の作業機で動いているのでおおよそ300時間程度か。

これが他の人と比べてどうなのかというと、私は知らないがただ、どうやらずいぶんもっているそうだ。農機具の店長が驚いていた。

なぜ爪がもつかというと、田を耕す深さが5cmととても浅く、さらにロータリーが回る回転数が遅く、荒くしか鋤いていないからだろう。

田を鋤く理由は、草を絶やし代掻きしやすくするためであり、代掻きをする理由は雑草対策と田の均平を保つためだ。

春に耕し、水を入れて代をかくことで草が無い状態で苗を植えることが出来、雑草対策が簡単になることが目的である。

稲が健全にそだち、草が生えなければお米は収穫できるはず。

であれば、深く耕す理由や代掻き前の時点で細かくする理由はあまり無いように思う。

探求すれば根の伸びや微生物の違いなどもあるかもしれない。

なににしても、違いに気づく目を持ち日々感じていくことが上達していくことになるのだろうか。