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2016-07

自分を言葉で表現する

今日は2件のイベントが入っていた。

一つは田植え体験をしたグループで、田んぼの草刈をして昼ごはんとして流しそうめんをした。

二つ目はその後に、天神のビルの屋上でペットボトルで稲を栽培するというグループの本場を見学するというもの。

どちらも簡単に自己紹介をして、現状の水稲を説明するのだがどうも上手くいっていないと終わって感じる。

自分では面白いと思う話をしようとしているが、おおよそ聞いているほうからすると専門的過ぎて聞いていてもチンプンカンプンだったろうと思う。

反省。

また、稲作を見学に来ているからと言って有機農業に興味があるわけでは無い人もいるだろうし、私自身有機農業が至上主義とも思っていないはずが、自慢話のようになってくると有機農業ができてすごい、有機農業があたりまえ、有機農業が最先端なんだというようなもののいい方になっていたように思う。

もう少し淡々と、現状をありのままに説明できるようにならなければいけないと思った日だった。

ちなみに、人が来るからと人目を気にして畑の草刈をしたら若干熱中症になった。

大豆 播種

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大豆の栽培は今年で5年目。しかし、今年も大豆は試験的な栽培にとどまっている。

理由、問題点はいくつもある。

まず大きな問題としてその採算。

1反あたり良品が100㎏と仮定して、1㎏あたり1000円だとしたら10万円プラス小粒の収入が少しあって、おおよそ13万円か。

稲の場合は反あたり300㎏の収穫。60㎏あたり30000円だとすると15万円。

こう見ると1㎏1000円で売れるのであれば無理ではなさそうだが、実際は無農薬で100㎏がどれだけ現実的な数字かはわからない。

「大豆 収量」で検索してでてきた農水省のデータにはここ数年の平均は1反あたり約160㎏~170㎏程度。

7割の生産量だと仮定すれば不可能ではなさそうだ。

播種したのは7月18日。

途中で種大豆がなくなったのでJAに行くと、入荷待ちで二日後に3反5畝の田んぼに播くことができた。

梅雨が明けて土がカラカラに乾いていたので田んぼの水を引き込み、種の発芽を促した。

入水していた時間は4時間30分程度。

玄海で大豆も作っている先輩農家に、発芽のために水を入れてもいいかと聞いたが、大豆は播種直後、24時間湛水していると、極端に発芽不良を起こす確率があがるそうだ。

そのため、通常の農家は発芽してこないことが心配なので、雨が降らずに土がカラカラに乾いていたといっても水を溜めるようなことはしないようだ。

去年は8月1日に種をまいてからほとんど雨が降らずに、大豆の発芽が遅れたという経験をもとに、播種後に水を4時間30分入れた。

排水をしっかりととっておけば、水が溜まることはないので今のところ順調に生育しているようです。

 

無農薬・無肥料のお米で酒を造る

もう何年も前から酒米を育てて酒を造ってみたかった。

私はアルコール分解酵素をほとんど持ち合わせていないので、ビールでも50ml飲めば眠くなってしまうくらい。

それでも日本酒の味くらいはわかるもので、アルコールを添加してあるものはすぐに頭が痛くなる。

阿蘇の無農薬無肥料米で造られている天祥地瑞を飲んだ時は感動した。

造ってみたいと思ってはいたが、酒米を作ってもそれを酒にすることを計画していなければ酒になることはないわけで、そこのところの話が進んでいなかったので今まで後回しになっていた。

そこで、来年には作りたいと思い、今から酒造りの話もまとめてから来年の種を買い付ける算段を今からしようと思った。

そもそも、やっぱり作りたいと思ったのは、この光岡の田んぼで無農薬栽培が広まるにはどうしたらよいかを考えていた時にでたアイデアだった。

それは、無農薬で酒米を作り酒屋が決めた値段で買い取ってくれるということが決まっていれば、回りの農家も賛同しやすくなるのではないかと思った。

私がいくら無農薬で稲をつくることができても、周りの農家が真似をしないのは同じ値段で自分も販売できないのであれば、危険を冒してまで真似はしない。

しかし、先に買取値が決まっていて、やれば売れることがわかっている、儲けることができるとわかっていれば賛同してくれるのではないかと思った。

そして、この無農薬無肥料での酒米作り、酒造りを環境保全と町づくりを兼ねて宗像市で後押しできる形にもっていければ輪も広がるのではないか。

活動をクラウドファウンディングのように出資者を募り、できた酒が返ってくるというような方法も面白いと思う。

こんな活動をブランディング、プロデュースできるような人を募集したい。

9回目の田植えから早3週間

最近はSNSの台頭と、子供との時間を大切にしたいということからブログの更新が滞っていた。

しかし、初めて私を知った方がウェブサイトやブログを読んでくれて、農業のことや考え方のことなどのアイデンティティーについて知ってくれる場合があるが、SNSを見て福島光志のそれを感じ取ることは少ないようだ。

というか、正確にはSNSからはアイデンティティーを感じにくいのか、書いている内容がそれを感じ取れないような上っ面のことが多いのか。両方か。

というわけで、ブログの大切さを改めて感じているため、久しぶりに書くときはやはり稲のことを重点的に書きたいと思う。

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写真は、教育大学の先生から譲っていただいた福岡正信が育種したという品種、福岡1号もしくは2号。

通称ハッピーヒル。

品種の登録は1号と2号で2品種あるそうだが、種を引き継いぐにあたり区別がわからなくなった、もしくは片方が消滅してしまったそうだ。

品種の特性は極めて分げつが少なく、穂は短いのにびっしりと籾をつけるそうだ。

まるで稗のような穂の付き方だと私は感じた。また、茎は固く倒伏しづらい。

稲の専門家でもこんな姿の稲は見たことがないというそうだ。

このハッピーヒルをセルトレイで1籾ずつ播種し、30センチ間隔の1本植えにした。

詳しくは知らないが、自然栽培ではこの間隔で田植えをするということを聞いていたので同じようにしてみた。

普段見ている稲と違うのは、下葉からの分げつが開帳型で伸長している点だ。

通常のマット苗と呼ばれる苗では本葉1枚目と2枚目の間から発生するはずの分げつが退化するが、セルトレイの1本植えでは退化せず、分げつが起こっているため、開帳する。

1本植えをした場合はただでさえ普段見ている稲より力強く感じるが、ハッピーヒルの本領はここから違ってくるのではないかと期待してやまない。

 

今年は新しくつやおとめという玄米でおいしい品種というのも栽培している上、ハッピーヒルもどんなお米になってくれるのか楽しみで仕方ない。

種取りだけになるがササニシキも少し植えたし、そんな9年目の稲作、穂が出てからは穂肥の試験をする予定で、今年の秋は楽しみが多すぎる。

 

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