早朝の露が稲の葉先につく。露はえんばりにもつくのだがこの写真にはどうやら付いてはいない。
”えんばり”の漢字は?とおもったらどうやら宗像の方言らしい(市公式ホームページより)。
この蜘蛛は稲にとっては益虫だ。この時期から稲を食害するウンカなどを捕食する。農薬や化学肥料を使うことによってこれらの生物の多様性が失われることによって自然は不均衡となり、さらに食物の生産は困難になる。しかし確かに化学肥料・農薬は確実な省力化を成し遂げ、その恩恵によって大量の食物生産は成り立っていることも、現在までは事実であった。
そしてその傾向はそれほど変わることはないだろう。そのなかで、これらのものを使わずに食物生産をするということは相応の理由たるものがあるからだ。
福島光志