中ネギ


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数日前に買うまいと思っていた本「農業で1000万円稼ぐ法」という本をつい買ってしまった。なぜ、買うまいと思っていたかというと、自分が目指したい農業の方法がここで紹介されている方法とは異なるだろうことが予想できていたからだ。

しかし、買ってしまった。それは、お米の販売を始めて早4ヶ月、生業として農業を考える自分があるからだ。

案の定、紹介されていた“法”は、単価が高く、収量があり、栽培面積を用意に増やせて、栽培期間が短い、などの条件を満たすものを作付けしましょう、というもので、一番の例は長ネギであった。工業製品に似た感覚で計画を立てることになる。

しかし、これらのことにも学ぶことはあり、省力化などは専門に栽培している人に聞くことが一番である。少量栽培でも生かせるところは多々あるものだ。

写真は、昨年秋に播種、移植した中ネギだ。春の野菜が少ないこの季節になんとか切らさずに出せる一つになってくれた。ネギは相場が高い。なぜだろうか。確かに収穫から調整まですこし他の野菜より手間をとり、潰れないよう輸送に気を使わなくてはならない。

野菜の調整には以外と時間を要する。野菜を収穫してから出荷するまでの手間をどれだけ簡略化できるかはどこの農園でも試行錯誤をしている。

このネギの場合は、

①まず根に着いた土を洗い落とし②数本がくっついた株をはがし③折れた葉や枯れてきている葉、株元に残る表皮をキレイに取り除き④根を切り⑤計量して袋詰め

といった具合だ。

少しずつ収穫していたダイコンは早くも抽苔してしまった。抽苔する前に茎葉部を切り落としてしまっていれば、スが入らずに1ヶ月ほど収穫期間を伸ばすことができるのであったのだが。