2年ほど前の自分が大学を卒業するちょっと前に、祖父が新古車のトラクターでキャビン付きでお手ごろのがあると、言っていたことがあった。つまり、息子が帰ってくるときには新しいトラクターに乗せてあげようとするありがたい親心だった。
しかし、自分は電話で聞いた瞬間にNO!っと叫んだ。
1台数百万円もするトラクター、一度買ったら10年、15年以上はもつ。自分が農業を始めて、どの程度のクラスがよいのかなど、いろいろ自分で決めたかったためだ。
実家に帰ってきた去年からも、メーカーの販売員の方がいろいろと案件を持ってきていた。「1度でいいから試乗だけでもしてくれないか」と。
どんなに進められても買う必要がない。だって、まだしっかり働いてくれるのだから。
この時期のさわやかな風がとても幸せな気持ちにしてくれる。風向きによっては排気ガスや砂埃をかぶるが、それもご愛嬌。
写真、トラクターの先端についているのは肥料ふり機械。今日、やっと田圃にぼかしの散布が始められた。