今年もカキが元気よく新芽を吹かせてきた。
最近は地球温暖化の影響で農業はいろいろな面で変化を受けている。
冬が暖かいがために樹木は春の到来を感じにくくなり、花の咲き方がばらばらになったりする。ただ眠っているように見える落葉樹も冬の寒さによって目覚め方に影響がある。
また、春の到来が早くなると、野菜の播種時期も早くなるのだが、一般的に言われているいつからいつまでという太陽暦の日付でいう時期は当てにならない。もともと温暖化でなくとも毎年気候というのは違うので、あくまで目安だ。
そんな変化を読むのが難しい気候だが、一番的確に教えてくれるのがやはり植物自信である。
柿の葉が段々大きくなり、その葉で小豆が3粒包まれるころが、インゲンなどの播種時期である、と祖母が教えてくれた。
毎年違う気候でも間違わずに播種する時期を、植物を観察することで予測できる。
数日前からこのことをブログに書こうと、柿の葉を観察していたのだが、ここ2,3日で芽吹いた葉が急に大きくなってきたように思う。
樹齢45年はくだらないこの柿の木は、今年も木漏れ日の気持ちよい休憩場所を提供してくれるのだろう。