写真は水稲種子の温湯消毒をするための機械で、種籾の表面につく病原菌をお湯で殺菌しているところ。
農業にはそれぞれの段階で、それぞれの機械が一つ一つ存在する。全ての段階を機械化するといったいどれだけの機械があるのだろうか。
水稲種子の表面には、昨年のうちにいろいろな菌が付着しており、そのまま播種した場合には、極度の密植で苗を育てるために発生する病原菌も多く生存している。
それらの菌を60℃のお湯に10分浸漬することで、多くの病原菌を殺菌することができる。しかし、お湯が高すぎたり、浸漬時間が長い場合には種が茹で上がってしまう微妙な加減のところ。
農協の指導では、種子消毒はスミチオンともう一つの農薬に24時間浸漬する。ちょうど1年前、スミチオンに浸っている種籾をブログにあげているが、その感覚は今でも鮮明に覚えている。