米糠が50度以上にも熱を持ち、しかも酒かすのような旨い匂いを出す。目には見えないが、何かが起きている。まるで味噌や酒を造っているような感覚。
農の面白さとは野菜がそだったり、家畜がそだったりするという生き物のふれあいだとすると、これもまた生き物とのふれあいだ。
目には見えない生命の神秘。誇張して言っているつもりはさらさらない。
他の農家でもこのくらいのぼかしならだれでも作れるだろう。
密封状態で作る嫌気性のぼかしなら撹拌する手間もなく、十分面白いと思う。もちろん家庭菜園の野菜たちにも自分でつくるぼかし肥料は使える。ぜひ試してもらいたいものだ。
ぼかし肥料教室でも開こうかな。