ついに精米機を新しくした。
今までの精米機は一般的なダイヤル式と呼ばれるもので、ネジを右周りに締めこむことで圧力をかけ、精米していた。
7分づきや5分づきといった分づき米の精米にはこのダイヤルを緩め、さらに流量を調節する必要がある。
この2つの調整で糠の取れ具合を見ながら行っていた。
しかし、このダイヤルによる分づき米の差は回す角度が3度か4度で5分と7分の差になるほど微妙なところだった。
それにこの調整は米を精米しながら行わなければならないため、安定しない間の米は製品にならないのである。
その間出てきた米は毎回1kg以上になる。これらの米を我が家では食べている。
5分づきなどの糠残りの多いものはもう一度精米機にかけることで白米近くまで精米している。
これらは2次精米であり良くない。
ずっとこのことをネックに思っていたところ、天草の米農家さんが新しく精米機を買い替えたということで、分づき米もボタン一つできれいに仕上がり、前後の精米不良も出ないということを聞いたことがきっかけだった。
以下、新しい精米機で精米したお米だ。写真の撮り方が下手なため、分づきの違いをうまく表現できていない。
実際に見てみるとよくわかるのだが、そこはご勘弁を。
上白米
これでようやく胸を張って分づき米といえるような気がする。
今度のニュースレターでは分づき米キャンペーンなるものを考え中。
白米と分づき米ではまるっきり栄養価が違うため、とても健康的に良いと感じる。(あくまで自分の感覚のため、強要ではありません。)
それに、自分はなんとなくそう思っているせいか7分の若干糠くささが美味しく感じるのである。
とはいえ、7分でもそれほど変わらないので十分美味しく食べられるということを食べたことのない人に食べてみてほしい。
ちなみに、祖父母は白いご飯の貴重さを知っているためか、7分が若干混ざっていると不愉快に感じる様だ。
不愉快に思うほど白米がいいのであれば健康のためと無理に我慢して分づき米を食べるほうが心の病になってしまいそうなので、そんな場合はやはり美味しいと思うものを、美味しくいただくことが一番の健康である、と私は思う。