理由は一向に回復しないブルーベリーの状況に何かしらの手立てを模索するため。
今まで肥料屋さんや梨農家さんなどからさんざんバークチップをのけるように言われてきた。
しかし、2年にわたりこれで成長がよくなるはずだ!と思いこんで頑張った仕事を無に帰す行為をそうたやすくできるはずもなかった。
ただ、成長が悪い木に何かしらの原因を考えるとしたら、やはり株元を覆っている大量のバークチップが原因である可能性は十分考えられた。
今までなかなかバークチップをはがなかった理由には、夏場の乾燥に耐えられないと思ったからだ。また、バークチップをこれからもどんどん追加していけば、根が伸びる範囲が広がり、生育が良くなると思い続けていた。
しかし、予想しているだけのバークチップをマルチしている株でもやはり生育が悪いということもある。
ここにきてバークチップをはいだのは3立米の貯水タンクに加圧ポンプを取り付けれられたことにより、ブルーベリーの圃場にホースで潅水ができるようになったため、乾燥で株がしおれてきたときには潅水できるという設備が整ったからでもある。
バークチップをはいでいるとブルーベリーの根があらわになってきて、どうもブルーベリーが呼吸困難な状態から解放された気持ちになっているように感じた。
いっときは乾燥が辛いと思う。しかし、そのような状況こそ根が下に伸び、上部な基盤が築きあげられるのであろうと思う。
広島の神峯園のブルーベリー畑も赤土にピートモスを混ぜて定植するだけで、十分に育っているようだ。そのためには潅水が欠かせないという。
バークチップを多量に入れて栽培する方法も模索するつもりではある。
ということは、振り出しに戻った後のではなく、失敗を重ねて成功の階段を一つ登ったのだ。
“振り出しに戻る” への2件のフィードバック
暫くでした。
農業もなかなか一筋縄ではいかないものですね。
私も生のバークを畑に使っていますが、水持ちが
良すぎる事と、通気性が悪いのでマルチ厚にはかなり
気を遣います。
果樹園の場合、林の地面の様子が参考になると思います
数センチの厚さに枯れ葉や枯れ枝などがかなり通気性良く
つもっています。
その下に10センチ前後の土と腐植の微生物層が有ります
空気をたっぷり含んだその、10センチの中に、養分と
酸素を取り入れる木の根がびっしりと入っています。
その気層の中は糸状菌(キノコ菌)が殆どをしめて
根と共生状態になっています。
もし、此処が水浸しや、酸欠になると糸状菌は死に腐敗
を起こします。そうなれば木の根も酸素と養分が貰えず
腐敗菌の攻撃を受けることになります。
長文失礼しました。まだ書きたいのですが・・・
生のバークを畑にですか?正直信じられないです。自分の場合は上に堆積している状態であって、畑に入れるってことはすきこむんですよね?林の状態についてはわかるのですが、やはり今のブルーベリーの状態とは違うと思います。林の地面は長い年月をかけて、最初は生い茂る草が堆積していってその後数年かけて林になってきたはずです。それから考えても自分のバークをドンと置いたブルーベリーの畑は通常ではありえない状況ですよね。