実に有難いことに配達が忙しくて普段の仕事が手につかない。
そんな中、とある工務店が忙しくてやらなければいけない仕事が後回しになりお客さんからクレームが来ているという話を聞いた。
この工務店も不況といわれる中、有難いことに仕事が多いようだ。
問題は仕事の優先順位だそうだ。
今、しなければいけない仕事は何なのか。それはその時点での優先順位がある。あるというか決めなければいけない。
忙しさのあまり目の前の仕事、とっかかりやすい仕事からかたずけてしまおうとしてしまいがちだ。
しかし、その目の前の仕事ですぐに終わりそうなものでもいくつか重なれば結構な時間を要する。
結局、その日にしなければいけなかった仕事が次の日、また次の日となる。
人の振り見てわが身を直せ。他人のことはよくわかるが自分のことになると結構見えていないもの。
自分も配達が忙しいと言いながらちょくちょく余計なことを合間合間に入れてきていた。
まぁ余計なことといっても遊んでいたわけではないが、それよりも先にすべきことがあったという意味。
その一つがぼかし肥料の仕込みである。
一時は増える面積に対応できないと思い、餅は餅屋ともいうのでぼかし肥料を買おうかとも思った時もあった。
しかし、米ぬかがある分だけでも自作し、その感覚を養わなければとも思い適量を自作することにした。
ぼかし肥料はおおよそ2カ月はかかる。今のうちに仕込みをしておけば農閑期に完成させることができる。
今、しておかなければいけない仕事をしておかなければ来年の作付けが出来ない。
来年の作付けが出来なければ再来年の収入がない。
今、しなければいけない仕事の重要性を再認識させられた。