生育調査は毎週月曜日にするつもりがすっかり今日、水曜日になってしまった。
4Hクラブでは1月に福岡県全体から集まり、意見発表やプロジェクト発表をしている。
今年は私のいる宗像4Hクラブにプロジェクト発表が回ってきた。
私が引き受けることになったが、題材には大学生にしているアグリスクールについてプロジェクト発表する予定だったが、自分の稲作について発表することにした。
題名は「低コスト・高付加価値稲作」にしようと思う。
なぜ「有機農業」ではないかというと、発表を聞いてもらうのは百姓であることだからだ。
一言と有機といっても根底には自然の考え方が必要であり、現在農薬や化学肥料を使った農業をしている農業者からは理解しにくいため、入りやすい題名にした。
現在、農協指導のもと行われる稲作で利益を上げている農家はいないだろう。
そこから脱却する一歩にしてほしいという思いからだ。
単純にいって化学肥料や農薬を使わないだけでも十分コストが削減できる。
単純に使わないというだけではなく、自分の生育調査をもとになぜ化学肥料がいらないのか、なぜ防除が必要ないのかをなるべく科学的な視点からまとめる予定。
コストだとか利益だとかブログで書くのも農園のイメージを損なうように思われるが、単純に私は農薬や化学肥料を使わないでもいいのであれば使わない農業を広めたいと思う、ただそれだけ。
安全や安心ということはその後からついてくるものじゃぁないか。
まぁもっといえば農家には自然をよく見てほしいというオーガニック的観点なのだが、それも生業が成り立ってからなのか・・・
しかし、生業が成り立ってからその観点ができる人はいないか・・・
なににせよ、なにも使わなくても稲は育つんだと思ってくれればいいか。
“8.10” への2件のフィードバック
なかなか興味深い内容やね。
農業とは本来自然と共存するもので、農薬や科学肥料でコントロールするのは本来あるべき姿ではないと思う。
農薬で田んぼにカエルや虫がいない光景はどう考えても不自然。
日本は米が余ってるのに生産性を優先して農薬、科学肥料を使い続けることに疑問を感じるね。
ん~。
現状では農地があるから荒らさないように”稲を植える”ことが目的になっているので、言ってみれば米を作ろうとしているのではないんだよね。