充足


人は概ね何かに不足を感じている。

それは原動力であったり、改善の動機であったりするため、美徳として捉えられていることが多いように思う。

しかし、リア充なんて言葉を最近覚えたが、今の私は正にそれなのだと感じる。

充実(充足)、つまり「足りている」は、少しでも何かに「足りていない」と感じてしまった瞬間にそれは消え失せはしないだろうか。

ある身の回りに起きた事象について、不足であると感じるには容易い。

たとえば、忙しすぎてゆっくりする時間が足りない。逆の状況だとすれば、仕事が無くて収入が足りない。

これらは考え方一つで真逆になる得る。

その考え方の機転になるのが、「有難い」。

コップに水が半分入っていることに対して、半分しか入っていないという見方を、半分も入っていて有難いと思えば、それは足りていることになる。

私は1%なのか、99%なのかといわれれば、99%だろうが、どちらかといえば99%の末端より1%のほうが近いだろう。

そんな私が言えるのは、明日住むところ、食べるもの、着るものはある、と。

cimg1973今日は夕日がきれいだった。

このことを教えてくれた先人は数日前に旅立った。

本当に、ありがとう。


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