全4講のアグリスクールが終わった。
しかし、講義が終わったところで12月10日の食と農のシンポジウムで意見討論会があったり3月には農協主催でなにかあるようで、そこが今回の集大成となるようだ。
これらには一部の学生が出る。
そもそも4講のうち4講とも出席した学生は一握り、数人だろう。
今日のアグリスクールの最後に一人ひとり感想を述べてくれた。
何かを感じ取ってくれてはいるのだがみな思うように感じたことを言葉に出来ていないようだった。
それにしてもいささか安直な感想もあり萎えるときもあった。
なにはともあれ自分自身に大きな気付きがあった。
それはほぼ即席で学生に考えてもらったプロジェクト発表の内容にある。
学生だからという感性ではないように思う。異業種を目指す彼らだからこその感性なのかと。
写真はネクタリンというマイナーな果物をどう売り込んでいくかという点をネクタリン体操と題してその果実の有用性を表現しつつ、健康増進に寄与する、というアセロ○体操のパクリだが発表している本人は至って本気だった。
彼の熱意に私も本気でまんざらではないと感じた。
学校給食にみかんを出荷している農家のみかんをどう売り込むか、というプロジェクト。
ペイントで書いた農家の顔が意外に似ていて本気で欲しくなった。
この顔のシールを集めるという子供目線の販売戦略。
ここのみかんは今年も本当にうまい。
ものがいいので一度食べたらここのみかんを欲しくなるだろう。その時にこのシールが袋に入っていたらまず忘れることは無いだろう。
この写真のプロジェクトは幼稚にも見えるが発表そのものはコストなどの普段なら言い訳にしそうな思考を除外すると本当に面白かった。
あとは実際にそれらの方向性で農家自身が行動に移すだけだと感じた。
私はなにか大きな気付きをもらった。
面白い可能性は農業には無限大に埋もれている。