ものへの愛着


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大学卒業を前に祖母にせびって、いや祖母が卒業を祝ってくれて買ってくれた車。

もちろん祖母が私の好みを見抜いて選んだのではなく、私がインターネットで見つけて個人取引で買ったもの。

登録の時には父に手伝ってもらった。

この写真では分からないがこの車はピックアップトラックという分類。

日本車では日産のダットサン、トヨタのハイラックス、そしてこの三菱ストラーダが主流。

一番頭数が少ないのがストラーダだろう。

日産のダットサンなどはもう古く、ぼろぼろに使いふるされているものをたまにみかける程度。

トヨタのハイラックスはよく若者が車高を上げてゴツゴツのタイヤを履かせて転がしているのをよくみかける。

まぁそんな、珍しい分類の車に乗っているものだから意識してしまうのだろう。

私のストラーダは16万キロで譲ってもらってからもうすぐ20万キロになるところだった。

エンジン車であればもう値がつかないくらいだがディーゼルの寿命は長い。

さらに希少車であることと少ないながらに人気があるのでなかなか相場が下がりにくい車、だったということが手放すことになってよく分かった。

思い返せば短い間ではあったがいろんなところに連れて行ってくれた。

そんな思い出のある車だが、長距離を走るには重く疲れる、1ナンバー(軽貨物車)のためETC割引が効かない、という理由で徐々に乗らなくなってきていた。

というのも、昨年に配達用の軽バンを買ったからだ。

それまでは祖父母が病院にいくときなどは軽トラを使ったので、私はこのストラーダに草刈機を積んで田んぼの土手の草刈りに出ていたこともあった。

真夏の草刈りを終えて、畦の向こう側にとめてあるブルーのボンネットトラックを見たときの風景は目に焼きついている。

その車は農村の風景にそれとなく溶け込んでいた。

毎年車検なので12月末の時点で車検切れをしていたがようやく譲り先が決まった。

今日、ようやくナンバーを外し廃車の手続きをした。・・・寂しい

人間は感情の生き物だ。

今までありがとう。e382b9e38388e383a9e383bce38380efbc92

これからは配達用の車が自家用車だ。


“ものへの愛着” への4件のフィードバック

  1. アプリ使っとるU^ェ^U
    よくできました!!
    でも、まだまだやねっ♪(´ε` )笑

  2. いい話しやね。
    最初見たときはでかくてびっくりしたけど、もう見れなくなるんやね。
    オレも長年乗っていた単車を手放したときは寂しかったなー。

    • あれだけ古くなって相場の価値も低くなっても自分の乗ってきた愛車には愛着が沸くよね。
      山崎は定年退職するくらいになったらまた乗ってそうだな(^^