大豆の栽培は今年で5年目。しかし、今年も大豆は試験的な栽培にとどまっている。
理由、問題点はいくつもある。
まず大きな問題としてその採算。
1反あたり良品が100㎏と仮定して、1㎏あたり1000円だとしたら10万円プラス小粒の収入が少しあって、おおよそ13万円か。
稲の場合は反あたり300㎏の収穫。60㎏あたり30000円だとすると15万円。
こう見ると1㎏1000円で売れるのであれば無理ではなさそうだが、実際は無農薬で100㎏がどれだけ現実的な数字かはわからない。
「大豆 収量」で検索してでてきた農水省のデータにはここ数年の平均は1反あたり約160㎏~170㎏程度。
7割の生産量だと仮定すれば不可能ではなさそうだ。
播種したのは7月18日。
途中で種大豆がなくなったのでJAに行くと、入荷待ちで二日後に3反5畝の田んぼに播くことができた。
梅雨が明けて土がカラカラに乾いていたので田んぼの水を引き込み、種の発芽を促した。
入水していた時間は4時間30分程度。
玄海で大豆も作っている先輩農家に、発芽のために水を入れてもいいかと聞いたが、大豆は播種直後、24時間湛水していると、極端に発芽不良を起こす確率があがるそうだ。
そのため、通常の農家は発芽してこないことが心配なので、雨が降らずに土がカラカラに乾いていたといっても水を溜めるようなことはしないようだ。
去年は8月1日に種をまいてからほとんど雨が降らずに、大豆の発芽が遅れたという経験をもとに、播種後に水を4時間30分入れた。
排水をしっかりととっておけば、水が溜まることはないので今のところ順調に生育しているようです。