それからというもの雨が降り、風が吹き、気温が下がるという天候が続いている。
種を播いた箱を並べ、銀色のシートをかぶせる。このシートは20%ほどの光を通し、保温効果がある。そのため種が温められて芽が伸びやすい。
これは今のところの自分の方法だ。人によって苗の作り方というのも千差万別。
ブルーベリーの畑はいろいろと見学した。しかし、稲作りの現場というものはなかなか見学できていない。
それは、一番勉強になる時期というのは自分も同じ作業をしているため、一番忙しく他所を見ている暇がない。
しかし、そこを何とか折り合いをつけていろいろ見て回ることが必要だと思う。
何度も言うが農業は一年に一回しか経験できない。それを、別の人の状況を見ることで1年で2年分の経験ができることになる。
今年の苗作りにもいろいろな課題が浮かび上がってきた。
去年は種まき後のこの銀シートを掛けてから天候に恵まれ、何事もなく5日目ではいでいる。
しかし、雨が降ると苗の上に水がたまり芽の出が悪くなるため、雨が上がるたびにほうきで水を落とす必要がある。
強風が吹いた火曜日は3度もシートをはがされ新品だったシートは端がボロボロになってしまった。
そして5日目の今日、芽は伸びてきたが種の上にかけた土を持ち上げてしまった。
シートをはぐり、水をかけて土を落とす。去年も土を持ち上げたが今年は去年に比べなかなか土が落ちなかった。
田んぼの土を使っているせいか、平置きにして芽出ししたせいか、どうすれば土を持ち上げなくて済むのか。
これにまたシートをかけて緑化する。
土を持ち上げなけれしなくてすむ手間。来年は同じことを繰りかえさないようにしたい。
さて、この1週間ほどの流れを撮りためた写真とともに見てきた。
まだまだ書きたいことはある。なるべく毎日更新していきたい。
“種まき” への2件のフィードバック
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インゲンが忙しいので時々まとめて読んでいます。
最近は、忙しくて稲の苗は農協に任せていますが
以前、苗専用土を使っていたときは持ち上げる事は
一度も有りませんでした。
覆土だけでも専用土を使うか、薫炭や籾殻等で粘性を
下げてみたらどうでしょう。
炭素循環農法早速読まれたようですね、現代農業で以前
ブラジル在住の林幸美さんの特集がありそこから日本でも
静かなブームになっているようです。
葉物野菜などではかなり成功されているようですが
果菜では少し難しいようですね、しかしハウスでの
連作障害はかなり回避出来そうな手応えがあります。
気が向いたときしかコメント出来ませんが、楽しみに
読ませて頂いています。