カンブリア宮殿を見た。
今日はパティシエ。
海外修行の経験がないパティシエのチョコレートが最高の評価を得たそうだ。
そのパティシエは相当なポジティブ自立であり、だれもそのポジティブさを見習えというわけではない。
出てくる経営者はだれも真似できない人ばかり。
そりゃそうだ、だから一流の人になっている。
真似をする必要はない。
しかしいろんな勇気をもらう。
今日のパティシエが言っていたことで心に残ったのは「最高のお客は自分」であり、自分が望むものを追求すること。
そして伝えることの重要性。伝えるのは自分が追求したものについて。
簡単にいうとそんなところか。
そこで今日した仕事について私が感じたことを伝えようと思う。
今日は小麦を育てるために田んぼを耕起したのだが、麦を蒔くまでに考えないといけないことがいくつかある。
麦は水はけの良い畑に向く作物だ。
そのため、水を溜めることが前提である田んぼではそもそも不向きなのである。
そんな田んぼで麦を育てるための技術に弾丸排水という作業がある。
地中をこぶし大の直径の鉄球を引っ張って穴を貫通させることで、水の抜け道を作る作業。
祖父がその昔に麦を作っているころに使用していた道具があるのだが、倉庫の奥にしまいこんでいた。
それを引っ張り出し、何とか使えないかと試みたがトラクターとのジョイントの部品など、今日中にはそろいそうに無かったためこの作業はとりあえず断念した。
その代わりに田んぼの表面を水が流れやすいように溝を作ることで溜まらないようにしようと代替技術を考えたり・・・
結局は今日はとりあえず普通に耕起するだけになった。稲藁が麦の種まきの妨げになることと、一度土を起すことで田んぼが乾きやすくなるから、とりあえずは。
これらの新しいことにチャレンジすることはとてもワクワクする。
自分でつくった麦で焼いたパンが食べたい。ただそれだけ。
田んぼを見ながら焼きたてのパンを想像している。なんともワクワクする。
農薬や化学肥料を使わなくても、収量は少なくなるだろうが麦は作れると知ったからには自分で作らずにはいられない。
絶対おいしいだろうな、なにもパンを焼く技術など知らないが勝手にそう思う。
そんな思いで小麦を作りたいと思います。
今年は種を蒔くところまで出来ればいいかな。
来年は自分で食べれるだけの小麦が出来ればいいかな。
再来年には欲しいという方に渡せればいいかな。
その先は、周りが決めてくれるだろう。求められるようであれば答えるまで。
今年は私の小麦栽培元年にしたい。