今ごろの田んぼでは大豆の収穫や麦の播種時期であるため、雨がふると仕事が進まない。
私も今年の麦の播種、大豆の収穫が済んでいないのでできるだけ晴れの日が続いて欲しいところ。
さて、そんな午前中の雨の間にJA光岡カントリーにある食味値検査機を使わせていただいた。
毎年やっている有機農業研究会のメンバーの食味値を計るためだ。
1サンプルあたり20秒ほどで数値が出る。
お米をスーパーなどで眺めてみると、店によっては食味値が表示されているところがある。
食味値が80以上や85ともなればおいしいことは間違いない、といいたげに表示されていた。
しかし、この食味値は指標になるとされているが混乱させるだけのような気がする。
この機械が計測するのは4つ。
水分、タンパク質、アミロース、脂肪酸過度。これらの%から総合点を出すといった具合。
食味値という名前の付け方に問題があるのか。
「おいしい」というものは一直線上の数字にはできない。
名前をつけるとするなら成分評価値だろう。
と、ここまで悪口をいってきたのは8農家中私の夢つくしが最下位だったから、ではないといっても信用がないな。
毎年行っている食味会でも食味値と実際に食べて評価する値に比例の関係は見て取れないのが現実。
30日の食味会が楽しみだ。
ちなみに私の夢つくしの食味値は67。標準が60~65ということだが例年の平均値でも70以上はいつも出ていると思う。