その前日の夜に体の節々が痛くなる前兆があり、風邪が来ていることが分かった。
田植えを終えてからほとんど気が休まることがなく、目を瞑ればまぶたの裏に双葉を展開した雑草がびっしり・・・
写真は当園最大の田んぼだがどの田より草が多い。
一番タニシ除草の効果が如実に現れる田でもあるのだが、写真のように全面に水を張った状態で3日もすれば稲は半分になるだろう。そのかわり雑草も1本もなくなる。
これでも今年はまだ食べられた部分は少ないほう。
この状況があと2週間近く続くが、ずっとこのことばかりに気を取られていた。
まぁ風邪になって一日ほぼ寝たきりになれというお示しだったのだとつくづく思う。
この期間、どれだけ足を向けてやれるか、めんどくさがらずに周囲をぐるっと回ってやることができるかでタニシ除草の効果を最大限に発揮できると思う。
今年、始めのうちはどの田も食害が少なく、このまま行けばほとんど食べられずにいくのでは?などと思っていると草が生えてきて、それをタニシに食べてもらおうと水を溜めれば、やはり低いところはタニシに食べられてしまった。
毎年思うことだが、少しくらいタニシにも食べさせてあげなきゃいかんくらいの気持ちでないとタニシ除草はやっていけないな。
それでもやっぱり思うのはタニシ除草ってすごい!
江戸時代にこのタニシがいたら絶対稲作革命が起きていたはず!
とはいっても今の灌漑設備が整っていればの話かもしれない。
今は草が生えてきて水を溜めて、タニシに食べてもらってを繰り返す2回目が終わったところ。
今後はこの間隔も長くなり、稲も大きくなってくるので食べられにくくはなってくる。
言ってみれば山を越えた、しかし油断は禁物。そんな感じ。