先日の11月8日・9日に西区にあるマリノアシティにて、ヤンマー主催のプレミアムマルシェに出店させていただいた。
このマルシェはヤンマーの「都会の人々の農業や漁業への関心を、産業としての価値をもっと高めたい」という思いから催されているもの、だそうです。
現段階では出店手数料など一切かからず、出展者にはお弁当まで出してくれて開催されています。
ブースの備品にはデザイナーがデザインしたであろうプレミアムマルシェのロゴが入ったテントや木箱、会場には板張りの段を設けるなどの力の入りよう。
これまで東京、大阪、仙台と大都市で開催してきてここ福岡にやってきた。
これまで気持ちいい秋晴れの日が多かったがあいにくこの二日間は曇りや雨が降る天気になった。
主催者側も若干肩の力が落ちていたようだが、私としてはこのような取り組みをするヤンマーという会社が好きになったし、こだわりを持って販売することがどういうことなのかなど、大変勉強になった2日間だった。
まったく当園のことを知らないお客さんに、通り過ぎる一瞬に興味を持ってもらうのは、配達や発送の販売とは全く違うスキルが必要だということを改めて思い知った。
1日目には写真のような状態で商品を陳列し、古代米や米粉に興味を持ったお客さんだけが足を止め、どんなものを売っているのか、値段がいくらなのかを眺めて販売していくという状態だった。
しかし、どこにでもあるような一見すると普通のお米は売れなかった。
そこで、ミルキークイーンのもちもち感は食べてみないとわからないということで、2日目にはミルキークイーンの白米を1升、元気つくしに古代米ブレンドを混ぜたものを5合、2つの炊飯器を持って参加した。
結果はミルキークイーンを試食してもらえた人の中にはそのもちもち感を気に入ってもらえて600gを買っていただいたし、古代米ブレンドのような雑穀を今まで試したことが無かった人でも、試食してみると意外においしいと思ってもらえたようで、古代米ブレンドを買ってもらえることもあった。
よく宗像で無農薬・無化学肥料で稲を作っている人がいるなんて知らなかったといっていただくが、食べなければそのおいしさはわからないし、知らなければ普通の田んぼと変わりないわけで、まずは知ってもらうことが大切なのだろう。
今回のマルシェでお米を買っていただいた方にはパンフレットを渡したが、まだ自分がどういう思いで農業をしているのかということまで伝わっていないと思う。
そこまで伝えることが出来ればよかったなと、反省。次回への改善点だ。
また、こうしてブログで私が販売に力を入れていることを書くという理由が、農薬や化学肥料を使わなくても農業ができるといこをもっと多くの人に知ってもらいたいから。
もっと多くの人に知ってもらい、応援してもらうことができれば宗像で農薬・化学肥料不使用の田んぼが広がることが出来るはず。