写真のホトケノザも神妙な名前がついていながら春の野草であり、雑草と呼ばれることもあるだろう。
手に持っているものと、その隣に生えているホトケノザは同じものでも葉の大きさ、色が全く違う。
これは、ブルーベリーの畑に播いたぼかし肥料を吸って大きくなったものと、そうではないものの違い。
ぼかし肥料をブルーベリーの樹の周りに撒いたところ、野草が大きく育ち、その効能を教えてくれている。
一概にこれがいいことであるとは思わないが、確かに効いていることは確か。
なぜ一概にいいことであるといえないかというと、こういう育ち方をした植物は体が軟弱で病気や虫が入りやすい。
そのため、目的であるブルーベリーの樹からは少し離して散布する。
そうすることで、周囲に草が生え、土を肥沃にしてくれる。
最大の目標は土自体が肥えることで、どんなものでも育ちやすい環境にすること。
だからブルーベリーから少し離すところに散布すれば、そこに向ってブルーベリーの根が伸びていく。
この畑も昨年は一面西洋タンポポが群生していた。晴れた日には黄色一色だったが、今年はホトケノザとオオイヌノフグリとタンポポの3色だ。
毎年、この春一番に伸びてくる草の種類が変わってきていることに驚く。
というのも、去年タンポポが群生した時、花が終わり一斉に綿を飛ばしたが、だからといって今年も同じようにタンポポがいっぱい咲くわけでもない。
タンポポの前の年が一面ホトケノザで紫一色だった。
毎年、春一番の草の種類が変わってきている。
これは、そこの土に今必要な養分を補うのに一番適している植物が生えるということ。
耕作放棄した畑がセイタカアワダチソウに覆われ、さらに放置しておくと樹が生えてきて森になることからも、植物はその地に合わせて種類が変わってくることが分かる。
感覚で伝わってくる野草の役割。
はて、自分の役割は・・・
“雑草という神草” への1件のコメント
こんにちは
久しぶりに遊びに来ました♪
福島園長さんの役割?
そりゃあ おいしくて安心して食べられるお米をこれからも育ててくださることが筆頭で~す。フレ~フレ~(*^_^*)