米用冷蔵庫


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いままでは収穫、籾摺りした米は農協に出すか、業者に一括で売っていた。しかし、今年から自分で米を売っていくと決めたことでいろいろなものが必要になった。

その一つに冷蔵庫。米専用の既製品は各メーカーそれぞれ取り揃えているが、2級建築士さんが既製品より安価で冷蔵庫を手作りしてくれた。この冷蔵庫の壁には、家に使われる断熱資材を用いているとのこと。

写真は床板を貼り付けているところと、壁に杉板を貼り付けているところ。現在ではすでに、先日籾摺りをしたヒノヒカリがずらりと収まっている。この床板は、木材を乾燥させるときにバッハを聞かせていて、簡単に言えば元気になる床材らしい。笑

なにはともあれ、これで来年のお米が劣化せずにお客様に供給できるわけだ。

いまでこそ、米が冷蔵貯蔵されるのは当たり前のようなものだが、祖父の時代はトタンで作られたドラム缶のような容器にきっちりとふたをして虫の混入を防いで貯蔵していたらしい。いまも180kgははいるというガンガンが幾つも残っている。

冷蔵貯蔵になってから「古米から新米に変わるときの感動がなくなった」と祖母がぼやくのだが、それほど冷蔵庫とはありがたいものなのだろう。


“米用冷蔵庫” への1件のコメント

  1. この冷蔵庫に使っている、銀色の物はアルミで出来ていています。断熱材ではなく遮熱材です。97%の熱を反射します。気密も取っているので、極めて小さなエネルギーで温湿度管理が出来ます。