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2008-12

自家製あんこ

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小豆を煮ると結構膨れ上がるものだ(写真)。小豆を見たことはあった。あんこを見たことはあった。しかし、あんこを作るところは見たことがなかった。

よく煮えた小豆をつぶしただけではパサパサなのだが、砂糖を入れると不思議とドロっと、どこからか水分がでてくる。知っていれば当たり前、知らなければ不思議。

今回の餅つきで提供するあん餅には自家製の小豆で作りたかった。あくまで農家でいたいのだろう。その念願かなって全てのあん餅は自家製小豆で用意できた。

砂糖の加減は祖母しだい。結構甘くないともちに入れたときに甘さを感じにくいらしい。ほどほどの甘さにとどめてもらうようにいっておいた。

餅つき

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運送業者のおじさんに小もちの無菌パックになったものをもらった。表紙に杵つき餅100%とある。

確かに、すっごいねばっこくて舌触りはツルツル、そのせいか味までもなんだかヘンだった。これが本当の杵つき餅と思って食べ覚える子供をイメージする。食育と叫ばれているが、まさにこのことだと思う。

写真の臼は昔から家にあった。祖父より以前から福島家にあるということは80年以上は昔の臼だろう。

小さい頃、臼と杵はそろっているのに、つき手がいないためにぺったんぺったんできなかった。今年、実家に帰ってきて、思い起こせば念願だった餅つきができることにワクワクする。

畑に石をいれるということ

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植栽列にそって排水のために溝をほりあげた。しかし、予想以上の土の固さと粘土質のために急遽予定を変更し、溝に暗渠排水のための多口管(コルゲート管)を埋設することにした。

コルゲート管は水田の暗渠排水に使われるパイプで周囲に小さな穴が開いている。しかし、よく言われるのがこのコルゲート管は数年で目詰まりをし、ほとんど機能しなくなるということ。

そこで、普段はバラスなどを周囲にいれるのだが、今回はグリを入れた。

このブルーベリーの圃場はもともとは立派な畑であった。それは、先祖が耕起するたびに畑から少しずつ石を取り除いていった風景を彷彿させる。

畑に石を入れるということは、もう普通の畑に戻すことはないことを意味する。まぁ数十年のうちは。

先祖から受け継いだ土地。子孫に渡すことを考えることの大切さもわかってはいるが、やはり一番の問題はここで手を抜くことで、中途半端なために結局やめざるをえないことにならないように手を打つことだ、と自分に言い聞かす。

これで排水が悪いためにブルーベリーの生育が悪いという心配は、ほぼないといえるだろう。

ブルーベリー圃場着工

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13日午前7時30分。熊本からブルーベリーの大先生がわざわざやってきてくれた。大学の後輩をつれて。

パワーショベルを借りて植列にそって溝を掘り、植え穴を掘る。植え穴にピートモスと籾殻を入れ撹拌。この二日間だけで予想以上に作業が進んだ。もうだいぶ植栽のイメージが浮かび上がってきたように思う。

しかし、簡単なようでなかなかうまくはいかないもの。まだまだやらなければならないことは山ほど・・・

農業 福島園 精米所

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今日、配達に行くとブログを見ていただいているとのことだった。最近更新していないことは分かっていたが、そういっていただけるとなんだかもうしわけなく思う。

農業福島園がどんなふうにしているのか、知ってもらうためにもブログを書いているが、今日はとりあえず精米風景について。

奥が精米機、手前が白米選別機。

精米機は少々年数はたってはいるが今でも現行機種だ。精米は中央のダイアルを回せば回すだけ負荷がかかり、白度が上がる。ダイアルを回す量を調節することで分づき米となるが、これは見た目(感覚)によるもので、まったくの均一ではないにしろほとんど差はないといっていいほどだろう。

米の種類によって、また新鮮度、水分含量などによってもダイアルの位置が若干ずれてくるので精米のたびにヌカの取れ具合を見ながら調節する。

白米選別機は、米が割れることで小さくなった米粒を選別するための機械だ。割れた米は炊飯するとべちゃっとしたご飯になってしまう。

今年の米は状態が良いせいか、割れが少ないためあまりでてこない。

白米選別機に掛けた後に石取り機にかけて袋詰めされる。

ボカシ肥料

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化学肥料の世界はすでに終わったといっていいのか。

化学肥料のほとんどが海外から輸入される日本の現状。さらに拍車を掛けるように輸出国の禁輸措置。肥料の値段は数倍になった。

そんなことはさておき、これからの農業で主体となるだろう肥料がボカシ肥料だろうと思うことがあった。

先日、ボカシ肥料を製造・販売している会社の工場に見学に行ってきた。地に山をついて盛ってあるボカシ。不思議なことにハエが一匹もいない。まさに、これが本当のボカシである証拠だと。

会社の専務さんから質問があった。「植物の3大要素は?」

引っ掛けであることはすぐに分かった。しかし、口をついて出たのは「NPK」  笑

答えは理科の教科書に載っているだろう。

肥料という農学をなまじっか知っているがゆえに落ちる穴。

ブルーベリーを研究したという自負ゆえの盲点。

植物はみな、植物という生き物に変わりはないということ。太陽の光を浴びて、水を吸い上げ、呼吸する。そうやって成長するのが植物。

果たして自分は植物をちゃんと見てやれるのだろうか。

米飯食味試食会

先日の日曜日、宗像市有機農業研究会で米飯食味試食会がった。

試食会では事前に、機械で成分を測定して割り出す「食味値」が測定してあり、さらに実際に食べてみて食味評価した。

よくお米で言われる「食味値」、今回の検査では『100点満天で表示され、米の内部構造(成分)に基づく食味判定式により食味値を算出される。この数値が高いほどおいしいとされる。』と説明されていた。

食味値に関係する成分は、 ・アミロース ・タンパク質 ・水分 ・脂肪酸度(玄米のみ)の4つがある。

・アミロースは低いほど粘りがあり、おいしい。

・タンパク質は数値が低いほどふっくらとしたご飯に炊き上がり、おいしい。

・水分は多いほうがおいしい。低過ぎる、つまり過乾燥米だと炊飯前の浸漬時にひび割れてべちゃついたご飯になり、おいしくない。

・脂肪酸度は数値が高いほど酸化(古米化)が進んでいる。

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写真には、これから試食されるご飯が5皿用意されている。

官能試験、つまり食味試験は ・外観 ・香り ・味 ・粘り ・硬さ の5項目、点数は+3点~0~-3点の7段階評価で行われた。これらの評価を一人づつ評価していく。

幾つもご飯を食べていると分からなくなってくるときもある。しかし、個人的には香だけはそれぞれはっきりしていて、ヌカくささのあるものはよく分かった。

もちろん自分の初めて作ったお米、ヒノヒカリ(土壌分析と対応させるため)も出品した。結果は前述のとおり、食味値と食味試験の結果はまったく相反するものだった。

食味値は 81 (60~65普通、65~70やや良、70~80良、80以上は極上!)

しかし、食味試験では14位中13位。ちなみに食味試験で1位だったお米の食味値は 76

食味値はあくまで機械で測定した数値から計算されたのみで、一般的に言われる「おいしい」にどれだけの傾向があるのかという指標にすぎない。よって官能試験(人が実際に食べてみておいしいと感じる試験)とは比例するとは限らない、というのが今回の試食会の結果だった。

また、試食によって評価される値も精米の仕方、炊き方によっても変化するし、もっと言えば好みもあるのか、と。

今回の試食会で使われた炊飯器は、14種類のお米を炊飯による差が出ないように同じメーカーの炊飯器で、同じとぎ方、同じ浸漬時間で炊飯された。

この炊飯器が電気炊飯器なのだが電気式の炊飯器が出たころのとてもふるい型だった。これしか同じ型のもので数が揃わないらしい。

炊飯にご協力いただいた食進会の奥様方が、「これで炊いてこれだけおいしいのだから、最近の炊飯器で炊けばもっとおいしいよ」と言っていた。

なんにせよ、実際に食べてみて『おいしい!』と感じるお米を作りたいものだ。

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