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2009-06

年に1回の農機具② 中耕除草機

img_32302機目となるのは中耕除草機。ちなみに新車である。

除草剤がなかったその昔、田の草押し機械などと祖母は言っているが、手で押して稲の間を耕していく機械があった。それに今でも手押しの除草機はある。

しかし、「エンジン式の物は壊れたら修理ができない、今までに4台買い換えたが、もう今年からは手押しで頑張る。」という知り合いもいた。よほど1年1年を酷使しておられたのだろう。

この機械は、近くの大手農機具販売会社から購入した。

農家と農機具販売会社との付き合い方だが、農機具販売のほうからすれば、農家は農機具を買っていただけるお客様であるが、農家にとっての販売店は特殊だ。

農家はすこしでも安く農機具を買いたいと思う。これは一般的にどんな商品でも同じであろうが、農機具というのは車と同じく修理などのアフターサービスがどうしても必要になってくる。

しかし、農機具が車と違うところは、メーカーが販売した農機具の修理は同じメーカーでなければ修理ができないという点だ。

車の場合、修理工場はいっぱいあり、どこの店でも部品を取り寄せて交換・修理したりできる。

しかし、農機具の修理は構造の違いや、部品の取り寄せについても同じメーカーでなければ修理できない。

先日、近くの農家さんがとても良いことを言っておられた。

農機具を買う際は、なるべく値切らないこと。営業マンの言うとおりの値段で納得すること。そうすることで、次に機械が故障したときなどのアフターサービスでも快く引き受けてくれるだろう。

農家と農機販売、お互いがお互いを助け合いながら存続していることをきちんと理解しているかということだ。

コガネムシの幼虫

img_3189先日、祖母がブルーベリー畑の草を抜いていると、「カブトムシの幼虫みたいなののちっちゃいのがいっぱい」と言ったのでまさかと疑いながらもやはりきたか、という心境になった。

ブルーベリーのマルチに大量のバークチップを入れているが、このバークチップにコガネムシの幼虫が大量発生する。

コガネムシの幼虫は、ブルーベリーの根を食べてしまう。それが、チップのなかに大量にいると、ブルーベリーの根はいつの間にか食べられてしまい、地上部がなんだか生育が悪いな、と思っていると枯れてしまう。

そんなコガネムシの幼虫がいつのまにか潜み、大量発生していた。ブルーベリーの先生や先輩らは、殺虫剤で殺してしまわないといけないといっていたが、化学農薬は一切使わないのが自分の信条だ。

はて、コガネムシ大量発生をどう乗り切ればよいのやら。。。

蘇陽にてサザンハイブッシュ食味

急遽、蘇陽の大先生のブルーベリーの味見に行ってきた。

img_3222車で熊本市内から俵山を通り、高森峠を越え蘇陽町へ。峠を登る前から急に風が冷たくなった。

やはり蘇陽は寒い。よって、果実の成熟時期も宗像よりだいぶ遅い。

それでも、地球温暖化の影響がまじまじと感じられるようだ。数年前までは、今日の日付が収穫初日だったという。すでに1週間は早いようだ。

普段、巷では地球温暖化でエコだ、エコだと騒いでいるが、大都市では温暖化をどういう場面で感じているのだろうか。

たしかに、38℃もなる日は10年ほど前はなかったのかもしれない。しかし、クーラーの部屋に入ってしまえばわからないだろう。

温暖化をどこで感じるかで、その意味や重みはかわってくるように思う。栽培者の歪む顔を見て思った。

今年のブルーベリーは空梅雨のおかげでここ数年にくらべまだましなほうだといっていた。

チェーン除草

img_3209この田圃では田植えを終えてからすでに6日目だ。すでに草の芽が少しづつ伸びだしていた。

そこで、田圃の初期除草をした。

チェーンを4mの角材に縛り、引っ張ることで表面に芽を出した草を水面に浮かせたりすることができる。すこしでも草の根が伸びて活着してしまえばなんの効果もない。

一度土の表面を水面から出して、少し乾いてしまっていても土が固くなり、草の根も抜けにくくなる。

食物の栽培をよく、草との戦いと称するがまさに知恵比べだ。

しかし、戦ってはいけないように思う。というより、草と戦うと疲れる。草を締め出そうとすればするほど、草は強く抵抗するかのようにはえてくるもの。

昔、小学校の校長先生が「雑草という名の草はありません。野草といいなさい。」と言っていた。どんな草にも名前があり、それぞれの特徴がある。

畑に生える草の種類で、その畑の地力がわかる。さらにその草の葉の色で肥料分がどれほどかもわかる。夏場の下草が地表面を覆うことで、裸地よりも乾燥や高温になることを防ぐ。

さらには、なずな農園の赤峰さん曰く、草はその土に足らない養分を補う草が生えると。

たとえばスギナであるが、スギナにはカルシウムが豊富に含まれているらしい。そのスギナはカルシウムが欠乏した地に生えるそうだ。地中の深く根を下ろしたスギナは下層の土壌よりカルシウムを吸い上げる、とてもありがたい草であるという。

そんなとてもありがたい野草を対戦相手にしてはいけない。

敵を知り、己を知れば百戦危うからず。

水周り

水田とは他の作物にはないとても特殊な栽培方法だ。

いったい誰が考え出したのか、というより自然の状態である湿地帯において野生として生育していたものを栽培化したのか、イネの起源について大学で勉強したことだが頭に入っていない。だから自分は作物学の研究室から漏れたのかもしれないな。

その水田だが、数センチの水の水位をそう簡単に維持できるものではない。

田圃によっては水持ちが良い田と、悪い田がある。一枚一枚性格が違う。広さも違えば水路に流れてくる水の量も違うから、田によって水を入れている時間や間隔がまちまちだ。

その微調節をして周るのが、水周りだ。田植えをしてから中干しまで、1日に3回は回るようにしている。4回周るることもしばしば。

最近ではジャンボタニシ(スクミリンゴガイ)がイネを食害するので、タニシが動け周らないように水位を下げていたが、今日から数日は晴れが続くというので、タニシに食べられることを覚悟して水を入れている。

年に1回の農機具 代掻き専用ロータリー

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農業をゼロからはじめるのは難しいといわれる所以の一つは専用機械の多さではなかろうか。年に1度しか使わないなのに数十万円はする機械はざらだ。

写真は通称なのか、ハローという。代掻き専用のロータリー。通常のロータリーより横幅が広く、爪が短いのが特徴。厳密に言えば荒代掻きと植え代掻きの2回というのか。

たまにしか使わないことを想定して、着脱式の車輪を付けれるようになっている。

今年の仕事も無事終え、また来年まで倉庫の一番奥に入れられてしまう。

前々から思っていたことだが、我が家にある年に1回の機械を1つずつ紹介していけばそれなりのシリーズになって面白いなぁっと。

第一、これだけの機械があるのかと、知っていただけるだけでも意味がある。

農家の家は大きくてなんぼとは、ほとんどがそれらの収納だけで済んでいる。

使い終った機械をメンテナンスし、次に使用する機械と入れ替えるが倉庫の中ではパズルだ。

また、使えそうで使わない道具類はとりあえず取っておくのが、もったいない精神なのだろうが、度が過ぎるとただのゴミになってしまう。収納スペースを無駄に必要とするので、祖父が取っておいたものをずいぶん片付けた。

かといって何でもかんでも古いからと捨てるには惜しいものも多々ある。骨董品的価値すら出てくる道具たちは、きちんと保存していきたい。

あくまで農民的納屋にあこがれてはいるのだろう。

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