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畑を見せない

今年卒業した後輩に、実家で父とイチゴ作りを一緒にしている後輩がいる。

そこのイチゴは普通では考えられないほどの収穫量、通常の4倍ほどを上げているらしい。

後輩の父は若い頃はいろいろ試行錯誤を繰り返し勉強したそうで、だから今があるのだそうだ。

年をあけてから後輩に畑を見せてほしいとメールしたところ、返ってきた言葉にある種の衝撃を受けた。

それは「基本的に人には見せていないから無理ですね。」と。

普通、農業者であるなら自分の畑を見せるという行為は、面倒ながらまぁしぶしぶながらにせよ引き受け、実際に見に来たときにはいろいろと自慢をしたくなるもの。

しかし、畑とはその人の技術の集大成がそこにあるのだ。

その技術を惜しげもなく披露するということは、たとえば特殊な技法で作られる成品の企業秘密の部分をみせることと同じではなかろうか。

たしかに、農業は畑を見ただけで簡単にわかるものではないのだが、その自分の技術を簡単に見せるほど安くは無い、と言わんとしているのではないかと、自分は思う。

みかん農家の人にも、農業者は自分の技術を他人に簡単に教えすぎだ、と批判する人もいたので、そういった考え方もあるのかとは思っていた。

いままで教えてくださいとその人のところにいくと惜しげもなく教えてくれることが普通になっていた時もあった。

今回の後輩の一言は、そのことを如実に表してた。

もちろん、畑を見せないようにしているのは後輩の父の方針なのだろうが、そんな父親の元で一緒に農業ができることが羨ましく思ったりもする。

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