はっきり言って農政には詳しくない。どんなことが行われているのか、詳しくはしらない。が、その影響はよく耳にする。耳にするだけで、無視することも少なくない。
それは減反である。国が地方自治に水稲の作付面積の上限を決め、各地の役所がそれぞれの農家に同じ%で水稲を植えないように要請する。しかし、この減反という制度に強制力がないために圃場の100%を水稲を作付けするところも少なくない。ところがこの減反をした場合、単純に収入が減るわけで、場合によっては100%水稲を作付けしても赤字の小面積しかもたない農家にとってはタダで収入を減らすということにもなる。
制度の強制力がない(強制できない)こととちゃんと減反している人によって米の価格の暴落(すでに十分安い)がある程度くいとどまっているというなんとも微妙なバランスで推移しているのだろうか。
“農政と現実” への2件のフィードバック
日本中の米農家が減反せずに米を植え付けたら、米価は1俵60㎏で5000円ていどになるってことはご存じでしょうか???
コメントありがとうございます。
明確な値段は知りませんでしたが、その程度の暴落は容易に想像がつきます。
ですが、すべての米農家が一斉に減反をやめ、稲の作付けをするという予想自体が安直すぎます。
暴落が容易に想像がつくからこそ誰もが容易に稲の作付けはしないでしょう。この時代の流れが速いときなので、一時的な米の暴落はありえますが、その時こそ日本農業が生まれ変わる時期だと思います。
自分はそういった意味から米価の暴落がすべて悪いとは捉えていません。